チームラボが広大な名勝地で自然とテクノロジーを融合。「かみさまがすまう森」が佐賀・御船山楽園で今年も開催
チームラボが2015年から毎年行っている展覧会「チームラボ かみさまがすまう森」。今年も、7月〜10月31日(予定)にかけて佐賀・武雄温泉の御船山楽園での開催が決定した。御船山楽園は、50万平米の広大な敷地に巨石や洞窟、森、庭を有する名勝地。チームラボは、そこでどんな作品を出現させるのか?
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「チームラボ かみさまがすまう森」は、チームラボが2015年から毎年行っている展覧会。その5回目が佐賀・武雄温泉の御船山楽園で開催される。
御船山楽園は、1845年に開園した国登録記念物の名勝地。50万平米におよぶ敷地には、巨石や洞窟など圧倒的な時間の長さのなかで形成された自然が広がり、森のなかでは式雄神社の神木である樹齢3000年以上の大楠や、行基が彫ったとされる五百羅漢や磨崖仏を見ることができる。
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チームラボは、この御船山楽園で「Digitized Nature」というプロジェクトを展開。自然のかたちをそのまま使いながらテクノロジーと融合させることで、「自然が自然のままアートになる」大規模な展示が出現する。
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本展では、池の水面にプロジェクションされた魚の群れの動きが軌跡を描く《小舟と共に踊る鯉によって描かれる水面のドローイング》(2015)や、稲荷大明神の巨石に落下する水の動きをシミュレーションし、滝が出現する《かみさまの御前なる岩に憑依する滝》(2017)など、自然のかたちを用いたインタラクティブな作品を見ることができる。
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また、リアルタイムで人の動きを感知し、庭園と森をつなぐ線の集合を描く《具象と抽象 - 神木の森の入口》(2018)などのほか、新作の展示も予定されている。「連続する生命」が息づく御船山楽園を探索しながら、作品との出会いを楽しんでみてはいかがだろうか。