香港のアート・カルチャーライフを満喫。3月は「香港アートマンス」をチェック

「アート・バーゼル香港」や「アートセントラル」が開催される3月の香港。それらのイベントを含め、香港のアート・カルチャーライフを1ヶ月間満喫できる「香港アートマンス」を紹介する。

アートセントラル香港 © JacquieManning

 東アジアのアートシーンの中心地である香港では、3月にそのアート・カルチャーライフを1ヶ月間満喫できる「香港アートマンス」が開催される。

 メインイベントとなるのは、「アート・バーゼル香港」と「アートセントラル」だ。36の国と地域から242のギャラリーが集結する、アジア最大級のアートフェア「アート・バーゼル香港」(3月29日〜31日)に加えて、今年5回目の開催となる、100以上のギャラリーが参加する「アートセントラル」(3月27日〜31日)では、アジアパシフィックのギャラリーを中心に、若手アーティストからベテランアーティストまでの作品を紹介する。

アート・バーゼル香港 © Art Basel

 また、この数ヶ月のあいだに新しく誕生した数々の文化機関で、多彩なプログラムが行われる。

 2018年5月にオープンした、現代美術館やレストラン、ブティックなどを含む複合文化施設「大館(タイクン)」では、現在開催中の「パフォーミング社会:ジェンダーの暴力」展のほか、パフォーマンスやダンスバトル、ワークショップ、映画上映などのプログラムが行われる「HKArtsFestival@TaiKwun」(3月2日〜10日)を開催する。

大館(タイクン)
戯曲センター

 今年1月にオープンした「戯曲センター」では、伝統的なお茶と点心を楽しみながら、広東オペラを鑑賞することができるほか、3月にオープンする予定の「Centre for Heritage, Arts and Textile(CHAT)」では、現代染織に注目した「Unfolding: Fabric of Our Life」展(3月16日〜)や伝統的な糸巻車を使って手作業で綿糸をつむぐ「Welcome to the Spinning Factory!」展(3月17日〜12月31日)などが開催される。

 そのほか、香港最大の舞台芸術イベントである「香港芸術節」では、2月21日〜3月31日にオペラや演劇、音楽、ダンスなど、世界中から1700人以上のアーティストを集めて166回の公演と300回以上のチャリティ公演を行う。またストリートアートを体験できる「アート・レーン」散策や、シャッターアートを見て回る「HK Urban Canvas」のガイドツアーもチェックしてほしい。

HK Urban Canvas

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