2019.2.27

コレクティブを率いて、独立した活動を模索せよ。ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校が新課程「コレクティブリーダー」をスタート

思想家・東浩紀が運営する株式会社ゲンロンが、2015年に立ち上げたアートスクール「ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校」。同校で4月7日より開講する新課程「コレクティブリーダー」の受講生を現在募集中だ。募集締切は3月11日(先着順)。

磯村暖(第2期金賞) 「LOVE NOW」展
前へ
次へ

 2015年に開校した「ゲンロン カオス*ラウンジ 新芸術校」は、美術教育や制作経験の有無にかかわらず、「アーティストとしての総合力」を身につけたいと望むすべての人に開かれたアート・スクール。

 同校では「カオス*ラウンジ」代表の黒瀬陽平を主任講師に、会田誠、椹木野衣、飴屋法水、宮台真司らの多彩なゲストによる講義が行われ、これまで秋山佑太、弓指寛治、磯村暖といったアーティストを輩出してきた。

新井健(第3期金賞) 「OUTTA STEP」展

 そしてこの新芸術校で現在、「コレクティブリーダー」課程の受講生を募集している。実験工房や具体美術協会といった前衛芸術集団を含め、カオス*ラウンジ、パープルーム、SIDE COREなど、戦後から現在まで様々に存在してきたアート・コレクティブ。

 この過程は、将来的に美術教育や制作支援に携わることを目的とし、自身は作品の制作を行わない、「コレクティブリーダー」を目指す人々のためのプログラムだ。

弓指寛治(第1期金賞) スイスの山々 撮影=水津拓海(rhythmsift)

 新芸術校では、アイディアと実践力で状況を変え、現代美術の新しい環境を築いていける人材を輩出することを重要なミッションとして、そのような人材を育成するために、新課程「コレクティブリーダー」をスタートさせるという。 

 募集締切は3月11日(新着順)。新たなアート・コレクティブのイメージを頭に描く人々は、ふるって応募してほしい。