
KAWSの作品が予想落札価格の15倍。NIGO®の個人コレクションが約31億2000万円で全品落札
4月1日にサザビーズ香港で開催されたNIGO®の個人コレクションオークション「NIGOLDENEYE® Vol. 1」が、総額約2800万ドル(約31億2000万円)の売上を達成。そのうち、KAWSの《THE KAWS ALBUM》は、予想価格の約15倍となる1478万4505ドル(約16億4700万円)で落札され、KAWSのオークション過去最高額を記録した。

4月1日にサザビーズ香港で開催されたNIGO®の個人コレクションオークション「NIGOLDENEYE® Vol. 1」が、総額約2800万ドル(約31億2000万円)の売上を達成。そのうち、KAWSの《THE KAWS ALBUM》は、予想価格の約15倍となる1478万4505ドル(約16億4700万円)で落札され、KAWSのオークション過去最高額を記録した。

現代台湾を代表するアーティストとして、リサーチをもとに映像作品やパフォーマンスを発表してきた許家維(シュウ・ジャウェイ)。アジアの歴史をテーマとしながら個人の物語に寄り添う作品を制作してきた彼に、活動の背景について聞いた。

3月31日に閉幕した7回目のアート・バーゼル香港では、8万8000人といった過去最高の来場者数を記録した。70以上の国と地域からのコレクターや、130以上の国際的な美術館や機関の代表が参加した今年のフェアは、アジアのアートマーケットの堅調さを示している。

イギリスのブリストルにあるブリストル市立博物館・美術館は、イギリスのEU離脱(Brexit)期限だった3月29日の前日に当たる28日、バンクシーが制作した最大のキャンバス作品《Devolved Parliament》を10年ぶりに展示した。英国議会を皮肉った作品の再展示にバンクシーも反応し、コメントを寄せている。

日本現代美術を代表するアーティスト・名和晃平が、韓国の「アラリオギャラリーソウル|RYSE HOTEL」で個展「Vessel」を開催中。韓国で7年ぶりの個展では、大規模な劇場の舞台に設置されたシリーズなどを発表。会期は7月21日まで。

2020年秋、広島県では初となる大規模な現代美術の国際展「ひろしまトリエンナーレ」が開催されることがわかった。会期は2020年9月12日〜11月15日。

2019年9月1日〜7日にかけ、日本で初めて開催される国際博物館会議(ICOM)の京都大会。この大会おいて、蔡國強の基調講演が行われることが明らかにされた。講演日程は9月4日。

アートコレクターとしても知られる、株式会社 ZOZO 代表取締役社長の前澤友作。その前澤が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団が、国内最大級の学生向けアートアワード「CAF 賞」の作品募集を本日スタートした。応募締め切りは2019年5月31日(金)。

美術手帖では、批評家や学芸員などよる展覧会レビューを毎月掲載。そのなかから、3月に公開された6本をピックアップしてお届けする。各レビューの詳細はリンクから全文をチェックしてほしい。

劇団「状況劇場」「天井桟敷」の舞台・宣伝美術を手がけるほか、オブジェや油彩画、写真など多様な制作を行ってきた合田佐和子の個展が、東京・天王洲のANOMALYで開催される。本展では銀幕スターや人間の「眼」を描いた油彩画、ドローイングを紹介。会期は4月20日〜5月25日。

古今東西の文化を再構築し、絨毯模様のペインティングなどを展開するアーティスト、コア・ポアの日本初個展「Returnee」が、東京・銀座のTHE CLUBで開催される。会期は4月6日〜6月12日。

川内理香子や宮島達男、マルレーネ・デュマスら国内外の作家9名によるグループ展「drawings」が、東京・銀座のギャラリー小柳で開催されている。会期は4月27日まで。

第2回
作曲の手法を軸とした作品制作や、出自の異なる音楽家からなるアンサンブル「蓮沼執太フィル」などの活動を展開する蓮沼執太と、詩人でメディア研究者の松井茂。シリーズ「蓮沼執太+松井茂 キャッチボール」では現在、ニューヨークを拠点とする蓮沼と、岐阜が拠点の松井の往復書簡を全14回でお届けする。第2回の今回は、蓮沼の投げかけから1年を経た今年の1月、松井が蓮沼へと送った返事を公開。毎週土・日更新。

両目が「×」になったキャラクターで広く知られているKAWS(カウズ)。その作品が香港で存分に楽しめる機会がやってきた。2つのイベントをチェックしてほしい。

チームラボによる個展「チームラボ 永遠の海に浮かぶ無常の花」が、金沢21世紀美術館で開催される。本展では、2018〜19年に制作された大型のインスタレーションを展示。会期は8月9日〜9月1日。

東京国立博物館と凸版印刷が、弘法大師空海の最高傑作といわれる立体曼荼羅をVR作品《空海 祈りの形》によって再現。東寺所蔵の国宝16体、重要文化財5体の合計21体の仏像で構成される立体曼荼羅を、通常は見ることが困難な角度や位置から鑑賞することができる。

「ファントム(幽体)」をキーワードに、人間の痛覚や異形のものなど幅広いテーマを取り上げるアーティスト・小谷元彦の個展「Tulpa – Here is me」が、東京・天王洲のANOMALYで開催される。会期は4月20日~5月25日。

第1回
作曲の手法を軸とした作品制作や、出自の異なる音楽家からなるアンサンブル「蓮沼執太フィル」などの活動を展開する蓮沼執太と、詩人でメディア研究者の松井茂。シリーズ「蓮沼執太+松井茂 キャッチボール」では現在、ニューヨークが拠点の蓮沼と、岐阜を拠点とする松井の往復書簡をお届けする。連載にあたって「いくつかのテーマを分解しながら議論や意見交換ができたらいい」と言う蓮沼。今回のプロローグでは、いまから約1年前の2018年4月に蓮沼が松井へと送った、やりとりの発端を公開する。毎週土・日更新。

ヌーヴェル・ヴァーグを代表する監督であり、美術家としても活躍したアニエス・ヴァルダが、90歳で死去。今回の訃報を受けて、世界各地から追悼の声が寄せられている。

2016年3月に惜しまれながら閉館した旧神奈川県立近代美術館 鎌倉。この建物を再利用した文化施設「鎌倉文華館 鶴岡ミュージアム」が、6月8日に開館することが発表された。