
アルフレッド・ジャーの個展がSCAI THE BATHHOUSEで開催。アジア初展示の代表作で、視覚文化の盲目性を語る
世界各地で起きた歴史的な事件や悲劇、社会的な不均衡に対して、綿密なリサーチと取材に基づくジャーナリスティックな視点を持って対峙してきたアルフレッド・ジャー。アジア初展示となる数点が発表される個展「Lament of the Images」が東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEにて行われる。会期は10月4日〜11月2日。

世界各地で起きた歴史的な事件や悲劇、社会的な不均衡に対して、綿密なリサーチと取材に基づくジャーナリスティックな視点を持って対峙してきたアルフレッド・ジャー。アジア初展示となる数点が発表される個展「Lament of the Images」が東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEにて行われる。会期は10月4日〜11月2日。

「あいちトリエンナーレ2019」の一企画であり、8月3日に展示が中止された「表現の不自由展・その後」。この展示中止をめぐっては、「検閲」「表現の自由」「キュレーション」など様々な角度から議論が巻き起こっている。この企画を、「あいちトリエンナーレ2019」参加作家でもある小田原のどかが「表現の不自由展・その後」の全17の出品作にも目を向けながら分析する。

日本近代を代表する画家・岸田劉生の回顧展「没後90年記念 岸田劉生展」が東京ステーションギャラリーでスタート。年代を追った展示でその画業の変遷をたどる本展の見どころとは?

9月2日までに終了する展覧会と今週スタートした展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介する。この機会をお見逃しなく。

日本のアニメ文化やSF映画からインスピレーションを受けたカナダ人のアーティスト、MAD DOG JONES。現在渋谷のDIESEL ART GALLERYで開催されている、その世界初個展「AFTERL-IFE」の様子を、レポートで紹介する。

世界各地の美術館・博物館関係者4万人以上が加盟する、世界で唯一のグローバルな博物館組織ICOM(アイコム、国際博物館会議)。その3年に1度の大会が、今年京都の国立京都国際会館をメイン会場に、日本で初めて開催される。25回目となる今回の注目すべきトピックスとは何か?

前澤友作が会長を務める現代芸術振興財団が実施する、日本全国の学生を対象としたアートコンペ「CAF賞」。開始から6回目となる今年度のファイナリストに選ばれた12名による展示が東京の代官山ヒルサイドテラスで開催される。会期は10月1日〜6日。

「複製芸術」や「著作権/違法コピ ー」をテーマに、ロックやメタルなどのCDアルバムを肉筆とアカペラにより完全コピーする「CDs」シリーズで知られる相川勝。本展では、ゲーム上の風景やAIが生成した人物といった被写体を、プロジェクターやタブレット端末から発せられる光によって印画した写真作品を発表。現実とシミュレーションのあいだにある「時間」を宿した作品群を、美術評論家の中尾拓哉が読み解く。

東京・六本木の森美術館で、最新技術とアートをテーマにした展覧会「未来と芸術展:AI、ロボット、都市、生命ー人は明日どう生きるのか」が開催される。会期は11月19日~2020年3月29日。

フィリピン生まれで日本育ち、現在ロンドンを拠点に活動しているアーティスト、マリア・ファーラ。その出自でもあるアジアでの初個展「Too late to turn back now」が、オオタファインアーツで開催されている。今回の展覧会や作品制作の背景について、ファーラに話を聞いた。

今年10月、開館15周年を迎える金沢21世紀美術館。これを記念して「現在地:未来の地図を描くために」が開催される。本展では収蔵後初めて公開される作品や、毛利悠子、ミヤギフトシらによる新作も展示。会期は9月14日〜12月19日(現在地[1])、10月12日~2020年4月12日(現在地[2]、展示替えあり)。

関根伸夫を含む「もの派」のアーカイヴをはじめ、現存しない1960年代末から70年代にかけての作品の記録写真や資料を展観し、「ポスト工業化社会の美術」という見取り図を提示する展覧会「DECODE/出来事と記録-ポスト工業化社会の美術」が、埼玉県立近代美術館で開催される。会期は9月14日〜11月4日。

ドキュメンタリーと演劇的な要素を組み合わせた映像や、鑑賞者の心身に揺さぶりを掛けるような作品をてがける小泉明郎。無人島プロダクションで開催中の個展にて、ヴァーチャル・リアリティ(VR)用ヘッドセットを装着して体験する作品《Sacrifice》が日本初公開されている。同作品に内在する身体を徴集する力について、アーティストの大岩雄典が論じる。

世界各地にグラフィティやステンシル画を残してきた覆面アーティスト、バンクシー。その展覧会「BANKSY展(仮称)」が2020年8月29日〜12月6日にかけ、東京・天王洲の寺田倉庫 G1ビルで開催されることがわかった。本展は大阪巡回も予定している。

映像を主なメディアとして活動するアーティスト、百瀬文とイム・フンスン。ふたりのコラボレーション作品《交換日記》の緊急上映が、日本のシアター・イメージフォーラムと韓国のソウル・アート・シネマの共同企画として行われる。日程は9月3日、28日〜10月4日。

写真を切り口に変わりゆく2020年前後の東京を再考するプロジェクト「TOKYO PHOTOGRAPHIC RESEARCH」。そのスタートとして、参加作家に小山泰介、顧剣亨、永田康祐の3名を迎え、各作家のプロジェクトを公開している。

ポーラ銀座ビル10周年を記念して、「マルク・シャガール-夢を綴る」がポーラ ミュージアム アネックスにて10月4日〜11月4日に開催される。

武田鉄平の個展「Paintings of Painting」が、東京・外苑前のMAHO KUBOTA GALLERYで開催される。本展では、武田が約1年半かけて向き合った約10点のポートレイト作品を見ることができる。会期は9月3日〜10月12日。

2018年4月に惜しまれつつこの世を去った、高畑勲の没後初となる回顧展「高畑勲展─日本のアニメーションに遺したもの」。「絵を描かない」監督として知られる高畑の半世紀におよぶ仕事を紹介する本展から見える「思想」とはどのようなものなのか? 文芸評論家・藤田直哉が解き明かす。

2020年に向け、東京を文化の面から盛り上げるために多彩な文化プログラムを展開する取り組み「Tokyo Tokyo FESTIVAL」。この企画公募に採択されたプロジェクトを紹介するプレゼンテーションフォーラムが開かれ、参加者それぞれが企画内容を発表した。