
自然と神話の融合。クラウディア・ペニャ・サリナスのアジア初個展がTHE CLUBでスタート
ニューヨークを拠点に活動する女性アーティスト、クラウディア・ペニャ・サリナスのアジア初個展「Atlpan」が、9月7日〜11月8日に銀座のTHE CLUBで開催されている。初来日し、長野で約1ヶ月の滞在制作を行ったサリナスが見せる、自然と神話が融合したものとは?

ニューヨークを拠点に活動する女性アーティスト、クラウディア・ペニャ・サリナスのアジア初個展「Atlpan」が、9月7日〜11月8日に銀座のTHE CLUBで開催されている。初来日し、長野で約1ヶ月の滞在制作を行ったサリナスが見せる、自然と神話が融合したものとは?

葛飾北斎、そして東京を代表する河川・隅田川にちなみ、各分野で活躍するアーティストと市民主体の多彩な企画を4ヶ月にわたって展開する「隅田川 森羅万象 墨に夢」。このアートプロジェクトのメイン期間が9月1日にスタートした。12月25日まで約4ヶ月にわたり、全18プログラムがほぼ毎週末行われるというこのプロジェクトの詳細を紹介する。

ローゼン美沙子とジェフリーの夫妻により、2006年に東京・大塚にオープンしたMISAKO & ROSEN。これまでにリチャード・オードリッチ、ダーン・ファンゴールデン、ファーガス・フィーリーなどの国外のアーティスト、加賀美健、題府基之、廣直高、南川史門、茂木綾子、森本美絵、安村崇をはじめとする国内のアーティストを紹介してきた。国内外のアート市場と対峙し続けてきた2人に、日本のアートが置かれている状況や、国内外のアート市場に生まれている新しい動きについて聞いた。

『美術手帖』10月号は「アーティストのための宇宙論」特集。いつの時代も科学にとどまらず幅広い思想や文化に接続されてきた「宇宙」と、アートの関わりを考える1冊となっている。

9月6日発売の『美術手帖』 2019年10月号の特集は「アーティストのための宇宙論」。編集長・岩渕貞哉による「Editor’s note」をお届けします。

アメリカの国民的画家として知られるアンドリュー・ワイエス。丸沼芸術の森が所蔵する作品のなかから、厳選した115点を紹介する展覧会「アンドリュー・ワイエス展 オルソン・ハウスの物語」が新潟市美術館で開催される。会期は11月2日〜2020年1月19日。

株式会社モリサワが主催する、書体のデザインに特化したアワード「タイプデザインコンペティション 2019」。今回の応募総数は、和文部門と欧文部門を合わせて、過去最高の計813点となった。表彰式は9月3日に神田明神ホール(東京・御茶ノ水)にて開催され、国内外8名の審査員によって選ばれるモリサワ賞(金賞・銀賞・銅賞・佳作3点)の受賞者と、ウェブ上でのファン投票上位者が表彰された。受賞式の様子と、タイプデザイン・ディレクターの小塚昌彦による特別講演の様子をお伝えする。

加速主義の哲学者・批評家、マーク・フィッシャーが、哲学者のジャスティン・バートンとともに晩年に取り組んだ、テクスト読み上げと音響コラージュによる作品『消滅する大地について』。この夏、レーベル「Hyperdub」より発売された本作を、若手批評家の仲山ひふみが論じる。

あいちトリエンナーレ2019の一企画であり、展示中止となった「表現の不自由展・その後」。この中止の問題性をジェンダー平等の視点から表した声明文が発表され、現在、オンライン署名ツールでの賛同者を募っている。

芸術支援の新しい可能性を模索するアーティストのコレクティブ「アーティスツ・ギルド」が9月5日、あいちトリエンナーレ2019の一企画である「表現の不自由展・その後」の展示中止に対し、声明文を発表した。

レストランやギャラリーショップに体験型宿泊施設を併設した「D&DEPARTMENT JEJU by ARARIO」が、2020年春、韓国チェジュ島にオープンする。地域の魅力を再発見するストアスタイルの活動体「D&DEPARTMENT」と、美術館や百貨店などを経営する韓国の生活文化創造企業「ARARIO Co., Ltd.」が共同に開発するこのプロジェクトとは?

新井五差路、百頭たけし、藤林悠の3名の写真家によるグループ展「PERSISTENCE」が、愛知県名古屋市の山下ビルで開催される。会期は9月22日〜10月14日。

第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会において、博物館の防災に関するプレナリーセッション「被災時の博物館-文化遺産の保存に向けた備えと効果的な対応」が9月4日に開催された。

2012年の熊本市現代美術館を皮切りに、全国32会場を巡回してきた「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN」。7年間で累計約99万人を動員してきた同展の最終回が「篠山紀信展 写真力 THE PEOPLE by KISHIN The Last Show」として東京・水道橋のGallery AaMo(ギャラリー アーモ)で開幕した。

数多くの男性によって語られてきた20世紀のポーランド美術。しかし21世紀のポーランドでは、とくに映像表現の領域で女性作家が存在感を放っている。現在、東京都写真美術館で開催中の展覧会「しなやかな闘い ポーランド女性作家と映像 1970年代から現在へ」では、70年代以降先駆者とされた女性作家の表現にフォーカス。ベルリンの壁崩壊やEU加盟といった時代背景のもとで展開された様々な実践をたどることができる。「第16回芸術評論募集」で佳作を受賞した布施琳太郎は、本展に展示された作品について「あいちトリエンナーレ」騒動や歴史修正主義的な政治に揺れる今日の日本にも有用性を発揮すると考える。

メディア・アーティスト、落合陽一の写真展「情念との反芻 -ひかりのこだま、イメージの霊感-」がライカプロフェッショナルストア東京で開催される。本展では、落合が「ライカM10-P」「ライカM10-D」「ライカSL」とライカレンズで撮影した作品17点とプラチナプリント3点および立体作品を展示する。会期は9月5日〜10月12日。

東京国立近代美術館で10月6日まで開催中の「高畑勲展~日本のアニメーションに遺したもの~」。本展の連動企画として、埼玉県営狭山稲荷山公園で『かぐや姫の物語』が無料上映される。開催日時は9月16日17:30~20:00(雨天時は9月21日に順延)。

写真を中心に作品を手がける2人のアーティスト、上田良と澤田華による展覧会「テキサス・ヒットがやってくる」が、愛知県名古屋市のLights Galleryで開催される。会期は9⽉5⽇~22⽇。

荒木悠、高嶋晋一+中川周、迫鉄平による映像作品展「IMG」が、東京・神楽坂のSprout Curationで開催される。会期は9月21日〜10月20日。

国立京都国際会館で開催中の第25回ICOM(国際博物館会議)京都大会。その2日目に行われたプレナリー・セッション「ICOM博物館定義の再考」では、ミュージアムの理想的な姿が語られた。