コロナ禍の前から変わらないものとは。荒井保洋評「日日の観察者」展

京都精華大学出身である4名のアーティスト、小出麻代、花岡伸宏、藤野裕美子、松元悠が参加した企画展「日日(にちにち)の観察者」は、日々のささやかな出来事や暮らしの観察から、新たな風景を生み出すというテーマのもと、HOTEL ANTEROOM KYOTO l Gallery 9.5で開催された。新型コロナウイルス感染症の世界的流行を経験したいま、改めて日常とは何かという思索へと誘う本展について、滋賀県立近代美術館学芸員の荒井保洋が論じる。

REVIEW

欧米中心ではない持続可能なアートを。アートプラットフォーム「SOUTH SOUTH」は何を目指すのか

グローバル・サウス問題をテーマに、欧米中心の美術史から自立した動きを目指すアートプラットフォーム「SOUTH SOUTH」が始動した。参加するTake Ninagawa(以下、タケニナガワ)代表の蜷川敦子の談話も交えて、このプラットフォーム設立の背景や今後の展望を取り上げる。

NEWS / MARKET

PREMIUM

第17回

平成の日本美術史②平成7年〜12年:「女の子写真」が今日に問いかけるものとは?

雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。2月は、現在開催中の「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)」展にあわせて、2019年6月号「平成の日本美術史 30年総覧」特集より、5名の執筆陣が平成美術を様々な切り口から分析したコラムを掲載する。

SERIES / BT ARCHIVES

PREMIUM

バンクシーをきっかけにアーティストになった男。ミスターブレインウォッシュ、日本初の本格個展が渋谷パルコで開幕

バンクシー監督のドキュメンタリー映画『イグジット・スルー・ザ・ギフトショップ』に出演することで、その名を広く世に知らしめたストリートアーティスト・ミスターブレインウォッシュ。その日本では初めての本格個展「LIFE IS BEAUTIFUL」が、渋谷パルコ4階のPARCO MUSEUM TOKYOでスタートした。会期は3月15日まで。

NEWS / REPORT

PREMIUM

第16回

平成の日本美術史①平成元年〜6年:椹木野衣の言説が平成の30年に築いたものとは?

雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。2月は、現在開催中の「平成美術:うたかたと瓦礫(デブリ)」展にあわせて、2019年6月号「平成の日本美術史 30年総覧」特集より、5名の執筆陣が平成美術を様々な切り口から分析したコラムを掲載する。

SERIES / BT ARCHIVES

松山智一の大規模個展「Accountable Nature」が中国・重慶で開催。巨大彫刻の作品も

昨年11月に上海の龍美術館西岸館(ロン・ミュージアム・ウエストバンド)で開催された松山智一の個展「Accountable Nature」が、3月7日〜5月16日に中国・重慶の龍美術館重慶館で開催される。7メートルにおよぶ巨大彫刻《Nirvana Tropicana》など上海で展示された作品に加え、複数の新作も紹介される。

NEWS / EXHIBITION