MAGAZINE

第10回

寺田倉庫「模型保管庫」がTikTokで伝える、建築模型の奥深き世界

芸術文化発信施設「WHAT MUSEUM」「PIGMENT TOKYO」「WHAT CAFE」などを運営する寺田倉庫は、2021年7月1日に、TikTokとLIVEおよびコンテンツのパートナーシップ提携契約を締結した。現在はアートの魅力を発信する試みとして、定期的にTikTok LIVEを行っている。2021年7月30日に配信を行ったTikTok LIVEでは、模型保管庫を舞台に建築模型の魅力を発信した。その模様をレポートする(PR)。

制作期間3年の新作も。キュンチョメの個展「クチがケガレになった日、私は唾液で花を育てようと思った」が開催中

様々な人々の生き方と社会との関わりを描き出す作品で東日本大震災以降、目覚ましい注目を集める現代アートユニット「キュンチョメ」。その新作個展「クチがケガレになった日、私は唾液で花を育てようと思った」が、東京都中央区のNICAで開催されている。会期は9月12日まで。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

第2回

アートの仕事図鑑:額装で展覧会を支えるフレーマー・菅原美砂(レモン画翠)

展覧会の運営、アートマーケットの運用、コレクターのサポートなど、アートに携わる様々な仕事を紹介する「アートの仕事図鑑」。東京・御茶ノ水の画材店「レモン画翠」で、フレーマーとして展覧会の作品額装を担当する菅原美砂に、仕事の内容ややりがいをインタビューした。

PREMIUM

「死との戦いのなかで生の記憶を保存」。ハンス・ウルリッヒ・オブリストがボルタンスキーを偲ぶ

7月14日に逝去したフランスを代表する現代アーティスト、クリスチャン・ボルタンスキー。その制作テーマや代表的なプロジェクトについて、親交があったサーペンタイン・ギャラリーのアーティスティック・ディレクター、ハンス・ウルリッヒ・オブリストが振り返る。※本稿は7月22日に「FRIEZE」にて初めて公開された。

INSIGHT

存在しない線をキャンバスに描く。三瓶玲奈インタビュー

抽象と具象を行き来するように絵画を手がける三瓶玲奈。様々な季節、時間帯に通い、スケッチを繰り返しているある場所の風景から線を引き出し、キャンバスに描くことは可能か。シリーズ「線を見る」より新作ペインティングを発表している彼女に、個展会場のYutaka Kikutake Galleryで話を聞いた。

INTERVIEW / OIL

「『わからない』からこそ、語りたい」。漫画家・美術家 小林エリカインタビュー

放射能の発見から、世界大戦、災害という大きな歴史の現場を舞台に、膨大なリサーチをもとに小説や漫画等様々な方法で作品を生み出す小林エリカ。なぜ物語をつくるのか、そして歴史の中の災厄をいかに語ろうとしているのか、国際交流基金(JF)発行のウェブマガジン『をちこち』最新特集「物語を伝える―災厄を越えて―」からインタビューを紹介する。

INTERVIEW / PROMOTION

「商品」と「作品」のあいだをすり抜けて。永瀬恭一評「Face Up」展

6名のアーティストが参加するグループ展「Face Up」が、昨年12月から今年5月にかけて開催された。会場情報を公開しない本展が持つ意味とは何か。コロナ禍における展覧会のあり方から、インディペンデントな活動とその消費にいたるまで、擬態と物流をキーワードに画家・永瀬恭一が読み解く。

REVIEW

芥川賞作家・村田沙耶香の小説世界が展覧会に。デヴィッド・シュリグリーと金氏徹平がつくりあげた展覧会

芥川賞作家・村田沙耶香の世界観を、世界的アーティストであるデヴィッド・シュリグリーと金氏徹平のふたりが表現した展覧会「村田沙耶香のユートピア_〝正常〟の構造と暴力 ダイアローグ デヴィッド・シュリグリー ≡ 金氏徹平」が、東京・表参道のGYRE GALLERYで開幕した。会期は10月17日まで。

NEWS / REPORT

器とオブジェのあいだに生まれる、新たな「陶芸」。清水穣評 川端健太郎「Knee Bridge」展

現代陶芸家として国内外で高い評価を得る川端健太郎の個展「Knee Bridge」が、京都の現代美術 艸居で開催された。本展で川端は新作の磁器作品約30点を発表。現代陶芸が注目を集める現在のマーケットの状況と照らし合わせながら、器/オブジェの境界を超える川端の造形について清水穣が論じる。

REVIEW