
今週末に見たい展覧会ベスト11。菅井汲、ART FAIR ASIA FUKUOKAからマリメッコ展、「禅とジブリ」まで
今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

今週閉幕する/開幕した展覧会のなかから、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。なお、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

第2回
阪急電鉄のデザイナーとして働き、その後、パリを拠点に活躍した画家・菅井汲(1919〜96)。その画業の初期から晩年までを紹介する特別展「没後30年 菅井汲」(10月2日〜12月6日)が広島県立美術館で開催される。豊かなマチエールをもつ絵画から、明快な色彩と形態によるダイナミックな抽象絵画へと変遷した菅井の表現を、どのように読み解けばよいのだろうか。本稿では、美術批評家の沢山遼が5つのキーワードから、その作品世界を解説する。

東京の世田谷美術館で、「スウェーデン・テキスタイル 暮らしと自然に息づく北欧デザイン」展が開幕した。会期は11月15日まで。会場の様子をレポートする。

旧カプセルホテル全8フロアを舞台に、アート、音楽、パフォーマンスが交差する新たなイベント「Tokyo Jazz Club」が東京・神田錦町で初開催される。会期は11月1日〜8日。

2026年10月に開幕する展覧会のなかから、とくに注目したいものを編集部がピックアップしてお届けする。

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では入澤聖明(愛知県陶磁美術館)が、東海エリアで7月から8月までに開催された展覧会から「田島秀彦 バグとダイアモンド」「小川健一 うみのこえ」(ケンジタキギャラリー名古屋)と「植松ゆりか お盆の針仕事―蚕の里帰り―」(みのかも文化の森/美濃加茂市民ミュージアム)を取り上げる。

長野県松本市の名建築を舞台に現代美術を展開する「マツモト建築芸術祭2026 ADVANCE」の第2期が、11月3日に開幕する。李禹煥、チームラボ、ジュリアン・オピーら国内外18組が参加。浅間温泉を含む4エリア・19会場へと規模を拡大する。

東京・日本橋の三井記念美術館で、展覧会「国宝 雪松図と四季」が開催される。会期は12月12日〜2027年1月30日。

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事は、山﨑香穂(東京都写真美術館学芸員)が7月〜9月に東京で開催された展覧会のなかから、「ダニエル・ビュレン Situated Works 1966-2013」展と「オリオール・ヴィラノヴァ Original Copy」展を取り上げて考察する。

京都市の京都市京セラ美術館で、特別展「生誕140年記念 染織家 山鹿清華─宙翔ぶイマジネーション」が開幕した。会期は12月20日まで。会場の様子をレポートする。

第1回
戦後のパリで脚光を浴び、東洋的な情調を感じさせる抽象絵画や、徹底的にマチエールを排した幾何学的なスタイルなど、画風を果敢に変化させながら独自性を追い求めてきた画家・菅井汲(1919〜96)。その画業の初期から晩年までを紹介する特別展「没後30年 菅井汲」が広島県立美術館で開催される(10月2日〜12月6日)。菅井の生い立ちから人物像、絵画観、そしていま菅井作品と対峙する意義はどこにあるのか。三重県立美術館の館長であり、20世紀美術を専門とする速水豊による言葉で迫る。

エスパス ルイ・ヴィトン東京で、新たなプログラム「InSitu2 – Ibasho(居場所)」が開催される。会期は10月24日〜11月27日。

クリスティーズ香港の秋季イブニングセールが開催。総額は約146億円と前年同期比28パーセント増。いっぽう、過去2年とは異なり「1億香港ドル超」の作品は不在だった。市場の調整が続くなか、今回の結果から見えてくるものとは。

現代音楽の領域で国際的な評価を確立しながら、映画音楽や合唱曲、ポピュラーソングまで多様な作品を残した作曲家・武満徹。その没後30年の節目に、東京・渋谷のNHKホールで、NHK音楽祭関連企画「ASOBIBA TAKEMITSU〜まだ知らない、武満徹。〜」が開催される。「武満の音楽で、遊ぶ。」というコンセプトのもと、ジャンルを超えた表現者たちが新たな武満像を描き出す本公演。開催に先立ち、公演の音楽監督を務める水野蒼生(クラシカルDJ・作曲家・指揮者)と、畠中実(キュレーター・批評家)による対談が実現。武満徹の多面的な魅力と本公演の試みに迫る。

絵のなかに描かれた「絵」に着目する展覧会「画中画――絵をめぐる絵の冒険。ルネサンスから現代、そのさきへ」が、東京・上野の国立西洋美術館で開催される。会期は2027年9月18日〜2028年1月16日。

「アジア」をコンセプトとしたアートフェア「ART FAIR ASIA FUKUOKA」が、今年11回目の開催を迎える。10月2日〜4日の開催に先んじて、「ART FAIR ASIA FUKUOKA 2026」の見どころをまとめて紹介する。

塩を用いたインスタレーションで知られる美術家・山本基の個展「しろきうみへ―記憶は白く、海へと還る―」が、尾道市立美術館で開催される。会期は9月19日〜11月15日。

向井山朋子と高田冬彦による展覧会「WE ARE THE HOUSE―向井山朋子+高田冬彦(居候)」が、東京・天王洲のWHAT MUSEUMで開催される。会期は2027年1月19日〜3月22日。ゲスト・キュレーターは椿玲子。

京都・嵐山の福田美術館で、江戸絵画と草間彌生、奈良美智、加藤泉、西村有、今井麗といった現代の美術家による作品約70点が時代を超えて対峙する企画展「Timeless Code 現代⇔江戸」が開催される。会期は2027年1月30日〜6月6日。

サザビーズ香港で藤田嗣治の作品15点を集めた単独オークションが開催され、全作品が落札された。落札総額は手数料込み約13.5億円。同日に行われたイブニングセールとの合計額は約148億円となり、2023年秋以来の高水準を記録した。