MAGAZINE

地域レビュー(東北):村上由鶴評「風間サチコ展:方丈ルームの1000里眼」展(弘前れんが倉庫美術館)/「日比野克彦 ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで」展(八戸市美術館)

ウェブ版「美術手帖」での地域レビューのコーナー。本記事では村上由鶴(写真研究/美術批評)が、東北エリアで開催された展覧会から「風間サチコ展:方丈ルームの1000里眼」展(弘前れんが倉庫美術館)と「日比野克彦 ひとり橋の上に立ってから、だれかと舟で繰り出すまで」展(八戸市美術館)の2つを取り上げる。

REVIEW

「リシンク –舘鼻則孝と手しごと– 展」が女子美アートミュージアムで開催。創作活動15周年を記念しその軌跡をたどる

神奈川県相模原市の女子美アートミュージアムで、美術家・舘鼻則孝の創作活動15周年を記念する展覧会「リシンク –舘鼻則孝と手しごと– 展」が開催される。代表作から最新作までを通し、活動の軌跡を「手しごと」から紐解いていく。会期は9月10日〜10月6日。

NEWS / EXHIBITION

PREMIUM

[特別寄稿]長津結一郎:正解はないが「最適解」はある──アートと合理的配慮を考える

今年4月より各地で上演されたNODA・MAPによる舞台作品『華氏マイナス320°』は、障害や手話が主題のひとつに据えられたことで注目を集めるいっぽう、当事者の鑑賞環境や表象の在り方をめぐり大きな議論を呼んだ。自らの言語が舞台上で扱われながらも鑑賞へのアクセスが限られる不均衡は、現在の表現の現場が抱える課題と言えるだろう。芸術活動の現場において多様な観客とともに作品を共有するための「合理的配慮」とはどのようなものか。また、現場ごとの「最適解」をいかに導き出していくべきか。アートマネジメント、文化政策を専門とする研究者・長津結一郎による寄稿をお届けする。

INSIGHT

PREMIUM

なぜアーティストに「コーチ」が必要なのか? ニューヨークで広がるキャリア支援と「Netvvrk(ネットワーク)」

美術大学を卒業したあと、アーティストはどのようにキャリアを築いていくのか。作品制作だけでなく、助成金への申請、ギャラリーやキュレーターとの関係構築、作品の発信や管理など、活動を続けるために求められる実務は少なくない。こうしたなか、アメリカではアーティストのキャリア形成を支援するコーチング・サービスが広がりつつある。2021年にニューヨークで設立され、約900人のアーティストが参加する「Netvvrk(ネットワーク)」を通して、アーティストを支える新たな仕組みと、その可能性を考える。

INSIGHT

「第50回土佐赤岡絵金祭り」開催レポート。夏の夜に蝋燭が照らし出す、高知・赤岡の異彩の文化

高知県香南市の赤岡地区で、7月18日・19日に開催された「第50回土佐赤岡絵金祭り」。この祭りは、幕末から明治初期にかけて数多くの芝居絵屏風を残した土佐の絵師・金蔵、通称「絵金」の作品を商店街の軒先に並べて展示する、高知県特有の祭りである。絵金作品を所蔵・展示する絵金蔵運営委員会会長の浜田義隆と同館学芸員の中西洸太朗へのインタビューを交え、記念すべき第50回を迎えた祭りの様子と、地域に根づく文化継承の現在地をレポートする。

NEWS / REPORT

PREMIUM

世界のアート市場は9.7兆円。日本シェア「1パーセント」は多い? 少ない?

2025年の世界のアート市場は、前年比4パーセント増の596億ドルへと回復した。そのなかで、日本のシェアはわずか1パーセント。この数字は市場の小ささを示すのか、それとも成長の余地を意味するのか。サザビーズやギャラリー、アートフェアの現場で経験を重ねてきたアートプロデューサーの山下有佳子に、日本市場の強みと課題、韓国との違い、今後必要となる文化投資と国際的な接続について聞いた。※本記事は美術手帖の動画番組「アート・インサイト」(第4回)をもとに編集したものです。

INSIGHT

須田剋太の回顧展「生誕120年記念 須田剋太展 私は造型になりたい!」。大阪の江之子島文化芸術創造センターで開催

画家・須田剋太(1906〜1990)の生誕120年を記念し、大阪府所蔵のコレクションと個人蔵の作品を中心に構成する展覧会「生誕120年記念 須田剋太展 私は造型になりたい!」が、大阪府立江之子島文化芸術創造センター[enoco]で開催される。会期は10月16日〜11月14日。

NEWS / EXHIBITION