MAGAZINE

インターネット以降の表現と文化形成とは? ICCで開催のシンポジウムにアジアのアーティストやキュレーター、編集者が集う

東京・初台のNTTインターコミュニケーション・センター [ICC] で、シンポジウム「インターネット以降の文化形成―創作、発信、ネットワーク」が開催される。同シンポジウムでは、アーティストやキュレーター、編集者などが集まり、ネット時代における新たな文化形成プロセスを探る。日程は2月2日、3日。

NEWS / EXHIBITION

第28回

櫛野展正連載28:アウトサイドの隣人たち 籠の中の鳥

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載。第28回は、女性をモチーフとしたポップなタッチの絵画に自己を投影させる、ピンクスキーを紹介する。

不安と期待。 中村史子評「小さいながらもたしかなこと 日本の新進作家 vol.15」

写真、映像の可能性に挑戦する創造的精神を支援し、将来性のある作家を発掘するために2002年から毎年開催されている東京都写真美術館の「日本の新進作家」展。第15回展では「小さいながらもたしかなこと」をテーマに、森栄喜、ミヤギフトシ、細倉真弓、石野郁和、河合智子の5名を紹介した。本展のなかでも、とくに印象的な2名の作品に焦点を当て、愛知県美術館学芸員の中村史子が展覧会を読み解く。

REVIEW

横尾忠則がTwitterで「公開制作宣言」

横尾忠則が1月29日、自身のTwitterアカウントで「公開制作宣言」をした。これは、横尾忠則現代美術館で開催中の「横尾忠則 大公開制作劇場〜本日、美術館で事件を起こす」の関連イベントとして行った公開制作を経ての宣言となる。

NEWS / HEADLINE

「アートと笑いの境界線」はどこにある? 会田誠やしりあがり寿らが参加するイベントが横浜で開催

放送作家・倉本美津留が主宰するイベント「アートと笑いの境界線」が2月2日、横浜市開港記念会館にて開催される。数々の人気番組を世に輩出するほか、お笑いライブも主宰してきた倉本が、様々な分野で活躍するアーティストとともに、アートと笑いの交わりを探究する。参加者は、会田誠、ジャルジャル、しりあがり寿、千原徹也。

NEWS / HEADLINE

「塩田千春展:魂がふるえる」が森美術館で開催。「不在のなかの存在」を追求してきた20年の活動を振り返る

ベルリンを拠点に活動し、世界各地で精力的に作品を発表してきた塩田千春。その個展「塩田千春展:魂がふるえる」が、森美術館で開催される。本展では大規模なインスタレーション作品6点を中心に、立体作品やパフォーマンス映像、舞台美術の関連資料などを加え、20年にわたる塩田の活動を網羅的に振り返る。会期は6月20日〜10月27日。

NEWS / EXHIBITION

「あぁ、見えてない。それがどうした?」。全盲の映画監督を追うドキュメンタリー映画『ナイトクルージング』が3月公開

生まれながらの全盲者の映画制作を追うドキュメンタリー『ナイトクルージング』が、3月30日よりアップリンク渋谷ほか全国順次公開される。本作の監督を務めるのは、マジョリティとマイノリティの境界線に焦点を当てた作品を多く手がけてきた佐々木誠。

NEWS / HEADLINE

「闇に刻む光 アジアの木版画運動 1930s‐2010s 」がアーツ前橋に巡回。木版画から、アジアの近現代美術史をとらえ直す

福岡アジア美術館で開催された「闇に刻む光 アジアの木版画運動 1930s‐2010s 」が、群馬のアーツ前橋に巡回する。本展では、民衆主導の版画運動のネットワークに注目し、木版画作品と印刷物などの資料約400点を展示。また福岡アジア美術館の展示構成に加えて、新たに2組のアジアのアーティストを紹介する。会期は2月2日~3月24日。

NEWS / EXHIBITION