MAGAZINE

農耕と芸術から生を問う。オル太のプロジェクト「耕す家」のオープンハウスが千葉県で開催中

アーティスト・コレクティブ「オル太」は、農耕と芸術から生を問うために、「耕す家」と 題した自作の家を千葉県北東部の農村地域に設営し、プロジェクトを進行中。その活動を公開するオープンハウスが8月30日から9月16日にわたって開催されている。

NEWS / HEADLINE

建築家イオ・ミン・ペイ夫婦のアート・コレクションがクリスティーズに登場。バーネット・ニューマンらの作品が出品

20世紀のもっとも重要な建築家のひとり、イオ・ミン・ペイとその妻が生涯にわたって収集してきたアート・コレクションが、今秋、クリスティーズのオークションに出品される。ニューヨーク、香港、パリで開催されるセールには、バーネット・ニューマンやジャン・デュビュッフェ、ザオ・ウーキーなど、ペイ夫婦と長年の関係を持ったアーティストの友人による作品が登場する。

NEWS / MARKET

この国の「お祭り騒ぎ」は何を覆い隠すのか。震災後に始動したユニット、堀浩哉+堀えりぜの展覧会が原爆の図丸木美術館で開催

1970年代頃から協働を続け、2011年の東日本大震災、原発事故以降ユニットとして活動してきた「堀浩哉+堀えりぜ」。その個展「堀浩哉+堀えりぜ 記憶するために―わたしはだれ?」が、原爆の図丸木美術館で開催される。会期は9月7日~11月17日。

NEWS / EXHIBITION

芸術と不動産と展覧会。きりとりめでる評「齋藤恵汰&堀崎剛志『構造と表面』〜ラテックスと不動産」

都市空間におけるランドアート作品として《渋家》を展開する齋藤恵汰と、コミュニティの中で生まれるアートを地域住民とともにプロジェクトとして実践してきた堀崎剛志による二人展「齋藤恵汰&堀崎剛志『構造と表面』〜ラテックスと不動産」が、東京の駒込倉庫で行われた。本展を批評家のきりとりめでるがレビューする。

REVIEW

名和晃平の巨大新作に注目。二条城で「時を超える:美の基準」が開幕

世界文化遺産である京都・二条城の⼆の丸御殿台所と御清所(重要⽂化財)で、森美術館館長・南條史生と彫刻家・名和晃平がアドバイザーを務める展覧会「時を超える:美の基準」が開幕した。わずか4日かぎりの本展でどのような作品が展示されているのか? その様子をお届けする。

NEWS / REPORT

アルフレッド・ジャーの個展がSCAI THE BATHHOUSEで開催。アジア初展示の代表作で、視覚文化の盲目性を語る

世界各地で起きた歴史的な事件や悲劇、社会的な不均衡に対して、綿密なリサーチと取材に基づくジャーナリスティックな視点を持って対峙してきたアルフレッド・ジャー。アジア初展示となる数点が発表される個展「Lament of the Images」が東京・谷中の​​​​​​​SCAI THE BATHHOUSEにて行われる。会期は10月4日〜11月2日。

NEWS / EXHIBITION

私たちは何を学べるのか? 小田原のどか評「表現の不自由展・その後」

「あいちトリエンナーレ2019」の一企画であり、8月3日に展示が中止された「表現の不自由展・その後」。この展示中止をめぐっては、「検閲」「表現の自由」「キュレーション」など様々な角度から議論が巻き起こっている。この企画を、「あいちトリエンナーレ2019」参加作家でもある小田原のどかが「表現の不自由展・その後」の全17の出品作にも目を向けながら分析する。

INSIGHT

日本初開催。ICOM(国際博物館会議)京都大会で「Museum」の定義が変わる?

世界各地の美術館・博物館関係者4万人以上が加盟する、世界で唯一のグローバルな博物館組織ICOM(アイコム、国際博物館会議)。その3年に1度の大会が、今年京都の国立京都国際会館をメイン会場に、日本で初めて開催される。25回目となる今回の注目すべきトピックスとは何か?

NEWS / HEADLINE

現実とシミュレーションのあわい。中尾拓哉評 相川勝「Sandy Shores」展

「複製芸術」や「著作権/違法コピ ー」をテーマに、ロックやメタルなどのCDアルバムを肉筆とアカペラにより完全コピーする「CDs」シリーズで知られる相川勝。本展では、ゲーム上の風景やAIが生成した人物といった被写体を、プロジェクターやタブレット端末から発せられる光によって印画した写真作品を発表。現実とシミュレーションのあいだにある「時間」を宿した作品群を、美術評論家の中尾拓哉が読み解く。

REVIEW

エルネスト・ネトやクリス・バーデンの大作、塩田千春の新作も。金沢21世紀美術館の開館15周年記念展をチェック

今年10月、開館15周年を迎える金沢21世紀美術館。これを記念して「現在地:未来の地図を描くために」が開催される。本展では収蔵後初めて公開される作品や、毛利悠子、ミヤギフトシらによる新作も展示。会期は9月14日〜12月19日(現在地[1])、10月12日~2020年4月12日(現在地[2]、展示替えあり)。

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