今週末に見たい展覧会ベスト8。閉幕の横浜トリエンナーレから、「梅津庸一 クリスタルパレス」、石川九楊の2ヶ月連続個展まで
今週末までに開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
今週末までに開幕・閉幕する展覧会から、とくに注目したいものをピックアップしてお届け。最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。
新潟・佐渡島で「さどの島銀河芸術祭2024」が開催される。会期は8月11日〜11月10日。
第71回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年4月号では、原田裕規による『評伝クリスチャン・ラッセン 日本に愛された画家』を取り上げる。原田による前著『ラッセンとは何だったのか?』の刊行から10年が経過した現在、改めてラッセンを語る意義とは。美術批評・中島水緒が読む。
『美術手帖』2024年7月号「先住民の現代アート」特集が6月7日に発売。「先住民の現代アーティスト」として活動を行う作家らを紹介するとともに、「先住民の現代アート」を知るための基礎知識や、アメリカ先住民芸術教育機関で教鞭を執るマリオ・A・カロや、アイヌ文化研究者の北原モコットゥナㇱといった各氏の論考、コラム等も掲載されている。
アートイベント「art stage OSAKA 2024」が大阪・中之島のグランキューブ大阪で開催。会期は9月21日~23日
国立新美術館で開催予定の田名網敬一の世界初大規模回顧展「田名網敬一 記憶の冒険」。同展で、「橋」をモチーフとした巨大インスタレーションが発表される。
第70回
雑誌『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート本を紹介。2024年4月号では、小田原のどか・山本浩貴編『この国(近代日本)の芸術──〈日本美術史〉を脱帝国主義化する』を取り上げる。日本美術史を「脱帝国」の観点から再検証することを目的に出版された22名によるこの論集を、近現代美術史研究・筒井宏樹が読む。
5月25日から6月1日にかけ、クリスティーズ香港が一連のスプリングセールを開催し、23億香港ドル/2億9700万ドル(約464億円)の売上高を記録した。
アートセンターBUGで、長谷川新キュレーションによる企画展「陸路(スピルオーバー#1)」が6月16日まで開催中だ。現代美術とクラブカルチャーの領域で活動するMES、デスヴォイスの表現で生態系の循環システムに切り込む林修平、時事的な関心事に関する意見や考えを交換日記の形式でシェアするFAQ?の3組が参加する本展を、メディア論を専門としながら、音楽家としても活動する篠田ミルがレビューする。
今年5月、「VOCA展」実行委員会と上野の森美術館が「『VOCA展』に関するハラスメント防止のためのガイドライン」を制定し、これを発表した。
大阪市内にある3つの会場、大阪市中央公会堂、クリエイティブセンター大阪、kagooで、現代美術のアートフェア「ART OSAKA 2024」が開催される。
東京・天王洲の「TERRADA ART COMPLEX Ⅱ BONDED GALLERY」で、10作家を紹介する特別展「工芸的美しさの行方―うつわ・包み・装飾」が開催される。会期は7月4日~16日。
倉俣史朗が正面部分とインテリアのデザインを手がけた寿司屋「きよ友」。その店舗建築が、香港のビジュアルカルチャーミュージアム「M+」に半永久設置されている。
美術家・梅津庸一(1982〜)の、2000年代半ばからの仕事を総覧する大規模個展「梅津庸一 クリスタルパレス」が大阪・中之島の国立国際美術館で開幕した。会期は10月6日まで
2025年春、直島に誕生する新たな美術館の正式名称が「直島新美術館(Naoshima New Museum of Art)」に決定した。ロゴデザインは祖父江慎が手がけた。
九州産業大学と国立西洋美術館が共同で、博物館の癒しの効果を検証する「博物館浴」の実証実験を行う。
大阪の街を巡りながら、様々なアートやデザインに出会うエリア周遊型イベント「Osaka Art & Design 2024」が今年もスタートした。大阪に根付くカルチャーを土台に、どのようなプロジェクトが展開されているのか。キタ、中央、ミナミのエリアごとにピックアップして紹介する。会期は6月25日まで。
女性アーティストたちに改めて注目が集まるいま、テート・ブリテンでは16世紀から20世紀初頭までの女性アーティストたちの存在と軌跡を伝える「Now You See Us: Women Artists in Britain 1520-1920(ナウ・ユー・シー・アス:イギリスの女性アーティストたち 1520年〜1920年)」が開幕した。会期は10月13日まで。
パリにある写真と映像のアートセンター「ル・バル(LE BAL)」で、高知県立美術館所蔵作品による写真家・石元泰博の回顧展が開催される。会期は6月19日〜11月17日。
2025年3月30日、人口最少県である鳥取に新たな美術館「鳥取県立美術館」が開館する。人口減少社会のなか、なぜいま新しい美術館が生まれるのか? 館長・尾﨑信一郎にその意義を聞いた。