イセタン ザ・スペースにて「Donald Judd:Design」が開催。20世紀を代表する芸術家・デザイナーの思想を体感する

イセタン ザ・スペースで、20世紀を代表する芸術家かつデザイナーのひとり、ドナルド・ジャッドによる展示・販売会「Donald Judd:Design」が開催される。

 伊勢丹新宿店の本館2階にあるイセタン ザ・スペースで、20世紀を代表する芸術家かつデザイナーのひとり、ドナルド・ジャッド(1928〜1994)の作品の展示・販売会「Donald Judd:Design」が開催される。会期は2月7日~3月8日。

 ジャッドは米ミズーリ州エクセルシオ・スプリングス出身。生涯にわたり批評家・エッセイストとして精力的に活動し、芸術の実践と建築、デザイン、政治的行動、日常的経験との関係について論じてきた。作家活動は絵画から始まり、やがて立体作品へと展開。先鋭的な作品と思想は20世紀後半の美術において重要な役割を果たし、現在もなお、世界中のアーティスト、建築家、デザイナーに影響を与え続けている。

 ジャッドの作品には、「論理性と透明性を重視し、人工的な作為を避ける」という考えが一貫して通底している。作家自身は原則として家具と美術をわけて展示しており、両者が同時に紹介される機会は限られてきた。

 本展では、ジャッドによって制作された美術作品と家具を厳選し、展示・販売を同時に実施。ジャッドの思想や、かたちと空間に関するバランス感覚を、アートとデザインの両側面から紹介する。

Sapele Plywood H76.0 × W38.0 × D38.0 cm
Metal Table 112 Brass H50.0 × W100.0 × D100.0 cm

 家具は、ニューヨークおよびテキサス州マーファにある自身の空間を整えるために設計されたベッド、椅子、棚、テーブルを展示。また作品では、ジャッドの版画も登場する。40年以上にわたり版画制作に取り組んだジャッドによる、完全な版画セット4作品も展示・販売される予定だ。

Set of twenty lithographs on paper 1992-1993/2020 Each 59.7 x 80.0cm (Framed: H66.0 × W86.4 ×D5.0 cm)

 ジャッドの多面的な制作活動から生み出された作品と家具が一堂に会する貴重な機会となりそうだ。