シブヤピクセルアート実行委員会が、ピクセルアートに特化したNFTプラットフォーム「the PIXEL」をリリースした。
1980年代に普及したコンピューターやゲームとともに発展した低解像度の描写で、「ドット絵」とも呼ばれるピクセルアート。今年は、カナダのアーティストデュオ・Larva Labsによる24×24のピクセルアートNFTシリーズ「CryptoPunks」をはじめ、このカテゴリのNFT作品が度々高値で取引され話題となっている。
ベータ版として発表された今回のプラットフォームのコンセプトは「究極の一点」。ドット絵を「打つ」という行為そのものや「1ピクセル」という最小単位に着目し、それに宿る価値を「Value per Pixel」と定義し、その価値をアーティストや鑑賞者に問いかける。また、より少ない「ピクセル」でより豊かな表現を促す仕組みは「ピクセルアート」の醍醐味であり、「Less is More」などの思想にも共通している。
参加アーティストは全員紹介制・承認制。12月22日のリリースに伴い、国民的音楽デュオ・ゆずがBAN8KUや渋谷員子などのアーティストとコラボレーションしたピクセルアートNFT作品が発売。今後は、m7kenji、奥田栄希、栗田穣崇、重田佑介、ta2nb、服部グラフィクスなど全14名のアーティストとのNFT作品も順次販売される。