池田亮司の個展が弘前れんが倉庫美術館で開催へ。大空間にプロジェクション

青森県の弘前れんが倉庫美術館は、2022年4月より国際的に活躍するアーティスト・池田亮司の個展を開催する。会期は2022年4月16日〜8月28日。

池田亮司 data-verse 1 2019 Courtesy of the Artist and Audemars Piguet Photo: Julien Gremaud (C)Ryoji Ikeda

 作曲家/アーティストとして国際的に広く知られる池田亮司。その個展が、青森県の弘前れんが倉庫美術館で開催される。会期は2022年4月16日〜8月28日。

 池田亮司は1966年岐阜県生まれ。現在はパリおよび京都を拠点にしている。電子音楽の作曲を起点としつつ、体験としてのアートを提示する池田は、物質や物理現象、数学的概念など様々な要素を精緻に構成し、鑑賞者を包み込むようなパフォーマンス、インスタレーションを多数発表してきた。これまで、東京都現代美術館(2009)、パーク・アベニュー・アーモリー(2011)、ポンピドゥー・センター(2018)、台北市立美術館(2019)、The 180 Stand(2021)など世界各地で個展を開催。また、あいちトリエンナーレ2010や第58回ヴェネチア・ビエンナーレ(2019)などの国際展にも参加してきた。

 日本では2009年の東京都現代美術館以来の大規模個展となる本展では、新作を含む近年の活動を展覧。2000年以降、データを主題にしてきた作品が並ぶ。弘前れんが倉庫美術館の大きな特徴である高さ15メートルの巨大な吹き抜け空間ではプロジェクションが行われるほか、各展示室の映像や音響が結びつき、建築空間と作品が共鳴/共振するような構成になるという。

池田亮司 point of no return 2018 Courtesy of Taipei Fine Arts Museum, 2019 Photo: LU Kuo-wei ©TFAM

編集部

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