両者の「記号性」をめぐる緊張関係と相互作用。調文明評「写真とファッション 90年代以降の関係性を探る」

東京都写真美術館の「写真とファッション」展は、新型コロナウイルス感染症の影響による休館を経て、7月19日まで開催。長年にわたり文化誌『花椿』の編集者を務めた林央子を監修に迎え、アンダース・エドストローム、髙橋恭司、エレン・フライス×前田征紀、PUGMENT、ホンマタカシが参加した。1990年代以降の写真とファッションの関係を再検証する本展を、写真批評家/写真史研究者の調文明がレビューする。

REVIEW

アートとテクノロジーの共演。「おさなごころを、きみに」が東京都現代美術館でスタート

「おさなごころ」をインタラクティブなアートを通じて問い直す、大人もこどもも楽しめる展覧会「おさなごころを、きみに」が、7月18日に東京都現代美術館で開幕した。メディアテクノロジーによる作品や映像が多数展示されている本展の見どころを、レポートでお届けする。

NEWS / REPORT

第1回

クロスオーバーする台湾現代美術──歴史と記憶、社会へのまなざし

同性婚の法制化や先進的なデジタル行政、そして目覚ましい効果を発揮した新型コロナウイルス対策など、その民主主義に根ざした政治・社会のありようが、国際的に大きな注目を集める台湾。世界のアートシーンにおいても、台湾出身のアーティストたちは、近年その存在感を高めている。本連載では4回にわたり、台湾現代美術の最前線に迫る。第1回となる今回は、躍進する台湾のアートシーンのいまを伝えるレポートを掲載。続く第2〜4回では「ヨコハマトリエンナーレ2020」(7月17〜10月11日)、「北アルプス国際芸術祭2020」(開催延期)参加予定のアーティストたちを紹介する。[台湾文化センター×美術手帖]

原美術館で最後の展覧会。「光―呼吸 時をすくう5人」展が開催へ

2021年1月での閉館を予定している原美術館が、その最後の展覧会である「光―呼吸 時をすくう5人」展を9月19日にスタートさせる。本展では、今井智己、城戸保、佐藤時啓の写真作品などに加え、同館のコレクションから佐藤雅晴のアニメーションとリー・キットのインスタレーションが展示される。会期は2021年1月11日まで。

NEWS / EXHIBITION

ヨコハマトリエンナーレ2020が開幕。アートが提示するコロナの時代のその先とは

国内外から67組のアーティストが参加する芸術祭「ヨコハマトリエンナーレ2020」が開幕した。「AFTERGLOW-光の破片をつかまえる」をタイトルに、横浜美術館とプロット48を中心に作品が展示される。新型コロナウイルスの影響が色濃いなか、芸術祭は何を提示できるのか。展示の一部を会場別にピックアップして紹介する。

NEWS / REPORT

バウハウス教育の原点に迫る。「きたれ、バウハウス」展が東京ステーションギャラリーで開幕

1919年にドイツの古都ヴァイマールに開校した造形芸術学校「バウハウス」。その教育や活動成果を振り返る展覧会「開校100年 きたれ、バウハウス ―造形教育の基礎―」が、7月17日に東京ステーションギャラリーで開幕した。本展の見どころを、レポートで紹介する。

NEWS / REPORT

クリスティーズ、世界4都市同時開催のライブ・オークションで落札総額約449億円を達成

7月10日に香港、パリ、ロンドン、ニューヨークの4都市でリアルタイムに開催されたクリスティーズのライブ・オークション「ONE:a Global Sale of the 20 th Century」が、4億2094万1042ドル(約449億円)の合計落札総額を達成し、同社のライブ・オークションの過去最高額を記録した。

NEWS / MARKET

ポケモン初の現代美術プロジェクト。ダニエル・アーシャムが語る「Relics of Kanto Through Time」

今年2月、「1000年後の西暦 3020年にポケモンを発掘する」をテーマに掲げ、ポケモンとのアートプロジェクトを始動することを発表したアーティスト、ダニエル・アーシャム。世界のファッションブランドと数々のコラボレーションを手がけてきたアーシャムに、今回の大々的なプロジェクトについて、話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION