第27回

【今月の1冊】近代的思考の硬直を解きほぐす『近代の〈物神事実〉崇拝について─ならびに「聖像衝突」』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年12月号の「今月の1冊」は、ブリュノ・ラトゥールの著書『近代の〈物神事実〉崇拝について─ならびに「聖像衝突」』を取り上げた。

第20回

櫛野展正連載20:アウトサイドの隣人たち 太久磨「生きるための絵画」

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載の第20回は、宗教への傾倒を経て「植物」をテーマに絵画を描く太久磨を紹介する。