2017.11.28

身体的な接触が共通点。5組の作家たちによる「ALLNIGHT HAPS 2017」後期展示がスタート

ビデオや写真を用いた作品を発表している作家・髙橋耕平が企画する、ALLNIGHT HAPS 2017後期「接触の運用」が、東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)で開催される。本展の会期は2017年12月6日〜2018年4月23日で、5組の作家たちが順番に展示を行う。

髙橋耕平 街の仮縫い、個と歩み 2016 撮影=表恒匡 兵庫県立美術館での展示風景
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 「ALLNIGHT HAPS」は、「東山 アーティスツ・プレイスメント・サービス(HAPS)」で毎年行われている、年間2人の企画者による展覧会。その後期展示として、アーティスト・髙橋耕平が企画する「接触の運用」が開催される。

石川卓磨 Motion/Capture#2 2016 発色現像方式印画 27.8×41.7cm

 本展には、石川卓磨、三重野龍、笹岡由梨子、柳瀬安里、そして小林耕平と髙橋の2人が協働で参加。ダンサーの動きを高速シャッターによる静止画でとらえる石川や、グラフィックデザイナーの三重野など、さまざまな分野で活動する作家たちが揃った。

 本展のテーマは、「身体」の運用をとおした作品制作。「身体」は、記録や複製を扱う髙橋自身の主題であるとともに、髙橋が上記の作家たちの間に見出した共通点でもある。今回は、12月6日から行われる石川の展示を皮切りに、5組のアーティストが順番に展覧会を開催していく。

笹岡由梨子 Swiss 2016 ビデオ・インスタレーション