新作のペインティングも。田幡浩一個展「マルメロと表裏」で絵画について問う

現在ベルリンを拠点に活動している作家・田幡浩一の個展「マルメロと表裏」がYutaka Kikutake Galleryで開催される。会期は12月2日〜2018年1月27日。

田幡浩一 untitled (fallen leaves)#01 2017 photo collage on paper 65.0×84.0cm

 田幡浩一は1979年栃木県生まれ。2004年に東京藝術大学美術学部先端芸術表現科を卒業、06年に同大学大学院美術研究科油画専攻を修了し、現在はベルリンを拠点に活動している。

 田幡は16年以降、油彩とドローイングを組み合わせた「one way or another」シリーズを展開し、絵画が有する支持体や視線の「ズレ」を扱った作品を発表してきたほか、写真をもとに制作されたコラージュ作品では、二次元と三次元を行き来するような構造をつくり出してきた。

 本展では、新作のペインティング3点とフォトコラージュ9点を展示し、平面作品、ひいては絵画の可能性を問う。

編集部

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