東京・大森に新スペース誕生。
企画第一弾に秋山幸、玉山拓郎、
橋本晶子、大洲大作が登場

展覧会の企画・運営などを行うLittle Barrelが新設したプロジェクトスペースで、秋山幸、玉山拓郎、橋本晶子、大洲大作によるグループ展が開催中。来年1月からは、4名の連続個展企画「あの小説のなかで集まろう」も開催される。

玉山拓郎 Pole Ball’s Landing Life 2017 映像 17’02”

 展覧会の企画・運営や、アーティストのマネジメントなどを行うLittle Barrelが、大田区大森駅前の事務所の一角を、アーティストの作品紹介を行うプロジェクトルームとしてオープン。第一弾の企画として、キュレーター・水田紗弥子の企画による4名の作家のグループ展を開催している。

秋山幸 朝食のフルーツ 2017 162×130cm キャンバスに油彩

 参加作家は、日常の記録と、図形や模様などを組み合わせた絵画を制作する秋山幸、コラージュを3次元に拡張したような立体作品やインスタレーションを制作している玉山拓郎、紙と鉛筆を用いて空間と絵画の関係を問う作品を発表している橋本晶子、列車などの「車窓」からの風景や光を撮影し、インスタレーションなどを制作する大洲大作の4名。

橋本晶子 VIEW 2017 31×23cm アルシュ紙に鉛筆

 また、来年1月から5月にかけては、上記4名の連続個展「あの小説のなかで集まろう」を開催。「物語」にまつわるさまざまな考察とアーティストとの対話をもとに進められる本企画は、今後も継続していく予定だという。新たなスペースの動向に注目したい。

大洲大作 光のシークエンス -Trans/Lines- 2017 600×450×150mm 東北新幹線の車窓とその写真 (映像)

編集部

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