
全14話、約15時間におよぶファスビンダーの集大成。『ベルリン・アレクサンダー広場』の国内最終上映が決定
ニュー・ジャーマン・シネマの旗手、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが監督を務めた全14話・14時間58分におよぶテレビ映画『ベルリン・アレクサンダー広場』。本作の国内上映権が終了することを受け、アップリンク吉祥寺が日本最終上映を行う。上映期間は7月13日〜26日。
ニュー・ジャーマン・シネマの旗手、ライナー・ヴェルナー・ファスビンダーが監督を務めた全14話・14時間58分におよぶテレビ映画『ベルリン・アレクサンダー広場』。本作の国内上映権が終了することを受け、アップリンク吉祥寺が日本最終上映を行う。上映期間は7月13日〜26日。
「もの派」の主要メンバーとして活動し、以降50年以上にわたって一貫した思考で制作活動を続けてきた菅木志雄の個展「測られた区体」が、東京・六本木の小山登美夫ギャラリーで開催。本展で菅は、平面と立体のあいだに新たな構造をつくり出す最新作を発表している。会期は6月22日〜7月20日。
第12回ヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で金獅子賞を受賞し、2019年の「サーペンタイン・パビリオン」のデザインを手がけた日本人の建築家・石上純也。その中国初個展「石上純也―FREEING ARCHITECTURE」が、7月18日より上海当代芸術博物館で開催される。会期は10月7日まで。
丹羽良徳の個展「想像したはずの共同体」が、東京・清澄白河のSatoko Oe Contemporaryで開催される。本展では、2020年に迫る東京オリンピックをめぐるフェイクドキュメンタリーを中心とした作品群を発表。会期は7月24日〜8月9日(前期)、8月25日〜9月6日(後期)。
常温で昇華するナフタリンなどを素材に「変化」を表現してきたアーティスト・宮永愛子。その個展「漕法」が、瀬戸内国際芸術祭2019の参加展覧会として香川・高松市美術館で開催される。会期は7月17日〜9月1日。
『デビルマン』『マジンガーZ』『キューティーハニー』など数々の代表作で知られるマンガ家・永井豪。1967年にデビューした永井の画業50年突破を記念する展覧会「画業50年“突破”記念 永井GO展」が、石川県立歴史博物館(7月20日〜8月25日)に巡回の後、上野の森美術館(9月14日〜29日)で開催される。
メガギャラリーとして知られているハウザー&ワースが、2020年にスペイン・メノルカ島のマホン港にある「Isla del Rey(国王の島)」にアートセンター「ハウザー&ワース・メノルカ」を開設する。展示スペース、庭園、ギャラリーショップ、レストランなどで構成されるこのセンターでは、コミッションプロジェクトや展覧会、教育プログラムなどが行われる。
今週スタートした展覧会と6月23日までに終了する展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。
遊び心あふれる形状を色鮮やかなキャンバスに包むアーティスト、ジョシュ・スパーリングの日本初個展「Summertime」が、六本木のペロタン東京で開催される。会期は7月3日〜8月10日。
ヘアメイクアップアーティスト・計良宏文を取り上げた展覧会「MAY I START? 計良宏文の越境するヘアメイク」が、埼玉県立近代美術館で開催される。本展ではファッションブランド・MIKIO SAKABEを率いるデザイナー坂部三樹郎と制作したインスタレーションを軸に、広告の仕事から森村泰昌や蜷川実花、文楽人形とのコラボレーションまで、ヘアメイクの可能性に迫る。会期は7月6日〜9月1日。
アート×ブロックチェーンの新たなサービスを提供するスタートバーン株式会社。その社内組織であるESPlabによる個展「ESPlab / The Consensus」が、東京・墨田区のAI KOKO GALLERYで開催される。現代美術とビットコインの双方で議論される「合意形成」のゲームとは? 会期は6月28日〜8月10日(完全予約制)。
主にフィルムカメラを用いて撮影し、現代中国の若者の日常生活や文化を描き出す写真家、リン・チーペン a.k.a. No.223の日本初個展が、東京・青山のAKIO NAGASAWA GALLERY AOYAMAで開催される。会期は6月21日〜7月27日。
印象派からエコール・ド・パリの名品までを擁する、大手建材メーカー・吉野石膏株式会社の絵画コレクション。近代美術の要点をおさえた同コレクションから、選りすぐりの72点を紹介する展覧会「印象派からその先へ―世界に誇る 吉野石膏コレクション展」が、東京・丸の内の三菱一号館美術館に巡回する。会期は10月30日〜2020年1月20日。
1970年代後半から90年代にかけて、女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS(オサムグッズ)」の生みの親、原田治。2016年に逝去した原田の仕事を展観し、時代を超えて愛される「かわいい」の秘密に迫る展覧会「原田治 展『かわいい』の発見」が、世田谷文学館で開催される。会期は7月13日~9月23日。
今年3月に惜しまれながらこの世を去ったアーティスト、佐藤雅晴への追悼の意を込めた個展「I touch Dream」が、東京・新宿のKEN NAKAHASHIで開催される。本展では、これまで公開されることのなかった初期の映像作品を展示。会期は7月12日〜27日。
石本藤雄は、フィンランドのライフスタイルブランド「マリメッコ」のテキスタイルデザイナーとして、32年間で400点を超えるテキスタイルを生み出したのち、同国の老舗陶器メーカー「アラビア」のアート部門に所属。77歳を迎えた現在も陶芸家として数多くの作品を発表している。そんな石本のテキスタイルデザインと陶作品を紹介する「石本藤雄展―マリメッコの花から陶の実へ―」が、東京・青山のスパイラルガーデンで開催中だ。会期は6月30日まで。
生態や環境についての根本的な疑問を投げかける作品を手がけてきたオーストリア出身の作家、ロイス・ワインバーガー。その個展「見える自然/見えない自然」が、東京・神宮前のワタリウム美術館で開催される。会期は7月13日〜10月20日。
東京・日本橋の西村画廊が、開廊45周年を記念して、所属作家である舟越桂、押江千衣子、小林孝亘、指田菜穂子、曽谷朝絵、町田久美、三沢厚彦の新作を展示する。会期は6月25日~8月3日。
ベルリンを拠点に、世界各地の美術館、国際展、ギャラリーなどでこれまでに300本以上の展覧会に参加し、高く評価されてきた塩田千春。その25年間の活動を振り返る大規模個展「塩田千春展:魂がふるえる」が、森美術館で開幕した。闘病を乗り越えた塩田が本展で見せるものとは何か? レポートでお届けする。
今年11月下旬に生まれ変わる「渋谷PARCO」。同所にオープンするミニシアター「CINE QUINTO」が、オープニング作品として草間彌生のドキュメンタリー映画『KUSAMA: INFINITY(原題)』を日本初上映することがわかった。