マンガ家・永井豪の画業50年突破を記念する展覧会「画業50年“突破”記念 永井GO展」が、石川県立歴史博物館(7月20日~8月25日)に巡回の後、上野の森美術館で開催される。
永井豪は1945年石川県生まれ。64年の高校卒業後に石ノ森章太郎のアシスタントを務め、67年に『目明しポリ吉』でデビュー。続く68年の『ハレンチ学園』は過激な表現が物議を醸すも、社会現象となった。70年代からはSF作品を多く手がけ、『デビルマン』『マジンガーZ』などを相次いで発表、80年には『凄ノ王』で第4回講談社漫画賞(少年部門)を受賞。現在は『ビッグコミック』(小学館)誌上で『デビルマンサーガ』を連載中だ。
これまで350以上の作品を世に送り出してきた永井。本展ではデビュー作から最新作まで、貴重な直筆マンガ原稿やカラーイラストなど600点以上を「鬼・悪魔」「ロボット」「ギャグ」「魅力的なヒーロー・ヒロイン」といったジャンル別に紹介。とどまるところを知らないその創造力の源泉をたどる。
加えて会場には『マジンガーZ』や『デビルマン』の世界観をイメージしたエリアが登場するほか、普段は表に出ることのない秘蔵資料も展示。また、永井がデビューするまでの道のりをマンガ化した作品も初公開となる。
そのほかにも本展では永井によるサイン会が行われるほか、数量限定デザインチケットや様々なグッズが登場。永井ファンは必見の内容となっている。