
美術史におけるクィアの物語を探る。「Queer」展がメルボルン・ビクトリア国立美術館で開催へ
クィアの生活や物語がいかに芸術のなかで表現されてきたのかを探る展覧会「Queer(クィア)」が、オーストラリア・メルボルンのビクトリア国立美術館(NGV)で開催。絵画、ドローイング、写真、装飾美術、ファッションなど、同館のコレクションから300点以上の作品を展示する。会期は12月10日〜2022年6月。

クィアの生活や物語がいかに芸術のなかで表現されてきたのかを探る展覧会「Queer(クィア)」が、オーストラリア・メルボルンのビクトリア国立美術館(NGV)で開催。絵画、ドローイング、写真、装飾美術、ファッションなど、同館のコレクションから300点以上の作品を展示する。会期は12月10日〜2022年6月。

「がまくんとかえるくん」シリーズで知られる絵本作家、アーノルド・ローベル(1933〜1987)。その原画や資料を紹介し作家の人生に迫る日本初展覧会「アーノルド・ローベル」展が、東京・立川のPLAY! MUSEUMで開幕した。会期は1月9日〜3月28日。

高砂香料工業株式会社が長年にわたり収集してきた、香りにかかわるコレクションから約240点を選りすぐり紹介する展覧会「香りの器 高砂コレクション展」が、東京・汐留のパナソニック汐留美術館で開幕した。

国内外で世代を問わず愛されるイラストレーター・水森亜土が2種類の新刊を出版。その出版記念展「水森亜土 カワイイ世界展」が、大丸神戸店の7階美術画廊で開催される。会期は1月13日~19日。

千葉県立美術館が1月13日より臨時休館することを発表した。

現在、会田誠による《疫病退散アマビヱ之図》を展示するなど、「コロナ時代のアマビエ」プロジェクトを行っている角川武蔵野ミュージアム。その第2弾として、鴻池朋子の《武蔵野皮トンビ》が公開された。

今週末にスタートする展覧会から、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。なお緊急事態宣言のため、最新情報は各館公式サイトを参照してほしい。

1都3県に発令された緊急事態宣言を受け、夜間開館を中止するミュージアムが出ている。

モネやルノワール、セザンヌをはじめとするフランスで活動した作家28名を紹介する「ポーラ美術館コレクション展 甘美なるフランス」が、東京・渋谷のBunkamura ザ・ミュージアムで開催される。会期は9月18日~11月23日。

電柱や電線を通して東京を新たな視点で見つめなおす展覧会「電線絵画展 -小林清親から山口晃まで」が、練馬区立美術館で開催される。明治初期から現代に至るまでの電線・電柱が果たした役割と、各時代ごとに絵画化された作品の意図を検証し、読み解くことを試みる。会期は2月28日~4月18日。

現代アートに焦点を当てた展覧会「パラレル・ヒストリーズ 現代アートの諸潮流」が、静岡県立美術館で開催されている。草間彌生、アンゼルム・ キーファー、白髪一雄、名和晃平、河原温、ドナルド・ジャッド、リチャード・セラ、アニッシュ・カプーア、宮島達男など、世界のアートシーンを牽引してきた作家たちの表現を一望できる。会期は1月11日まで。

東京都の小池百合子知事は7日、緊急事態宣言の発令を前に、美術館・博物館についても「収容率50パーセント」などの協力を呼びかけると明らかにした。

ファッションブランド「メゾン・マルタン・マルジェラ」の創設者兼デザイナー、マルタン・マルジェラ。その初となるアート個展が、パリのアートスペース「ラファイエット・アンティシパシオン」で開催される。会期は4月15日〜7月25日。

次回で第5回目の開催を迎える、都市に新たな「コモンズ(共有地)」を演劇の力で生みだすプロジェクト「シアターコモンズ’21」が、そのプログラム全容を発表した。ツァイ・ミンリャンや中村佑子、小泉明郎をはじめとするアーティストが、リアル空間とバーチャル空間の両方で、パフォーマンスや体験型アートなどを展開する。会期は2月11日~3月11日。

NASAの画像を中心に、驚異的な天体写真を選りすぐって紹介する展覧会「138億光年 宇宙の旅」が、東京・恵比寿の東京都写真美術館で開催されている。会期は1月24日まで。

東日本大震災から10年の節目となる今年、第3回の開催を予定している芸術祭「Reborn-Art Festival」。そのプレイベントとして「Reborn-Art ONLINE」がスタートした。

『美術手帖』2021年2月号は「ニューカマー・アーティスト100」特集。これからのアート・シーンを牽引する、新進気鋭のアーティストを一挙紹介する。

映画⾳楽の世界においてもっとも重要なアーティストのひとりともいわれる⼈物、マックス・リヒター。その伝説的なライブ「SLEEP」の様子を収めたドキュメンタリー映画『SLEEP マックス・リヒターからの招待状』が、3⽉26⽇より新宿シネマカリテ、ヒューマントラストシネマ渋⾕、ヒューマントラストシネマ有楽町ほかにて全国公開される。

明治末から昭和にかけて官展の中心作家として活躍した洋画家・南薫造の回顧展が、丸の内の東京ステーションギャラリーで開催される。会期は2月20日~4月11日。

国内外で高く評価されているアーティスト・田中功起の映像作品《可傷的な歴史(ロードムービー)》が、2月11日〜14日に京都のTHEATRE E9 KYOTOで上映される。在日コリアン3世と日系スイス人のふたりの対話から、異なる背景を持つ人々が「いかに共に生きるのか」という問いを投げかける作品だ。