国内最大級の学生向けアートアワード「CAF賞2021」が作品募集を5月1日より開始。最優秀賞には賞金100万円と副賞に個展開催の機会も

アートコレクターとしても知られる前澤友作が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団。同財団が主催する、国内最大級の学生向けアートアワード「CAF賞」が作品募集を5月1日から開始する。応募締め切りは6月30日18時。

CAF賞2021 ロゴマーク

 国内最大級の学生対象アートアワード 「CAF賞」。同アワードは、アートコレクターの前澤友作が会長を務める公益財団法人現代芸術振興財団が主催し、日本全国の高校・大学・大学院・専門学校の学生、および海外の教育機関に在籍する学生の作品を対象とするものだ。学生の創作活動の支援と日本の現代芸術の振興を目的に、2014年より毎年実施されている。

CAF賞2020の入選作品展 写真=木奥恵三

 今回のCAF賞2021の作品募集は6月30日まで。最優秀賞1名には賞金100万円に加え、副賞として個展開催の機会が提供される。また、審査員賞4名の賞金は各30万円、さらに入選を含むいずれかの者には海外渡航費用として50万円が授与される。

CAF賞2020の入選作品展 写真=木奥恵三

 審査員は昨年に引き続き、岩渕貞哉(美術手帖・総編集長)、金澤韻(現代美術キュレーター)、名和晃平(彫刻家)、保坂健二朗(滋賀県立美術館・ディレクター)の4名。書類審査、作品審査、最終審査を経て選ばれた作品は、代官山ヒルサイドフォーラムの入選作品展で公開後、受賞作品が発表される。

 応募作品は作品形式やテーマ、サイズは自由なので、自身の表現方法を存分に発揮して賞に臨むことができる。作品のエントリーは、同財団ウェブサイトの専用フォームから受け付ける。

CAF賞2020の入選作品展  写真=木奥恵三

 これまでに、井田幸昌、表良樹、木村翔馬、根本祐杜、サカイケイタ、スピリアールト・クララらが最優秀賞を受賞。多くの若手アーティストが活躍する足がかりとなってきた同賞。アーティスト志望者はこの機会に挑戦してみてはいかがだろうか。

編集部

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