サザビーズが匿名のデジタルアーティスト・Pakと共同で開催したNFTセール「The Fungible Collection」が、4月12〜14日の3日間でマーケットプレイス「Nifty Gateway」にて1680万ドル(約18億円)の売上高を記録した。
同セールでは、エディションが限定されていないオープンエディションの「Cube」が販売され、それぞれ購入個数によって異なる数のNFTが入手できるという仕組みを導入。ひとつのCubeは500ドル〜1500ドルで、購入者は1個、5個、10個ないしは1000個の「Cube」を購入することができる。
初日には、1万9737個の単価500ドルのCubeが約990万ドルで落札。2日目と3日目にはCubeの単価が1000ドルと1500ドルとなり、それぞれ約330万ドルと約90万ドルの売上を達成した。
そのほか、一点物の「The Cube」や4エディションの「Equilibrium」、30エディションの「The Builder」などのNFT作品は、様々な条件を満たした個人に贈呈。例えば、The Cubeは3日目終了時までにもっとも多くのオープンエディションのCubeを購入した個人に贈られ、The BuilderはPakによって決定された、NFTアートの道を切り開いてきたアーティスト、ビルダー、クリエイターに贈られた。
加えて、一点物のNFT作品「The Switch」と「The Pixel」は、それぞれ10人と12人の入札者が競り合った結果、144万4444ドルと135万5555ドルで販売。とくにデジタル画像の構成要素であるひとつの灰色のピクセルを表現した後者は、90分間の入札合戦の末に落札された。
今回の結果について、Pakは声明文で「Hello Digital :]」とシンプルなコメントを発表している。