2021.4.19

国内美術館では初の個展。ポーラ美術館で「ロニ・ホーン」展(仮称)開催へ

箱根のポーラ美術館は、国内の美術館としては初めてアメリカの現代美術を代表する女性アーティスト、ロニ・ホーンの個展を開催すると発表した。会期は9月18日~2022年3月30日。

2010年にブレゲンツ美術館で行われた「Well and Truly」より、ロニ・ホーン《Well and Truly》(2009-2010) Photo by Stefan Altenburger (C) Roni Horn
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 ポーラ美術館は今年9月より、現代美術の第一線で活躍を続けるアーティスト、ロニ・ホーンの個展を開催すると発表した。国内の美術館におけるホーンの初個展であり、ポーラ美術館の大型企画展としては初めて、同時代の作家を単独で取り上げる機会となる。会期は9月18日~2022年3月30日。

ロニ・ホーン You are the Weather, Part 2(部分) 2010-2011 100点組 紙にインクジェット・プリント Courtesy of the artist and Hauser & Wirth (C) Roni Horn

 ロニ・ホーンは1955年生まれ。現在ニューヨーク在住。ポンピドゥー・センター(パリ、2003年)をはじめ、テート・モダン(ロンドン、2009年)、ホイットニー美術館(ニューヨーク、2009-2010年)、バイエラー財団(リーエン、スイス、2016年、 2020年)、グレンストーン美術館(ポトマック、 アメリカ、2021年)など、世界有数の美術館で個展を開催しており、現代における重要な作家ひとりとして評価されている。

ロニ・ホーン Or 6 2013-2014 紙に粉末顔料、黒鉛、木炭、色鉛筆、ニス グレンストーン美術館蔵(ポトマック、 アメリカ) 展示風景:「Roni Horn」(バイエラー財団、2016-2017) Photo by  Stefan Altenburger (C) Roni Horn

 ホーンは写真や彫刻、ドローイング、本など多様なメディアでコンセプチュアルな作品を制作しており、75年から今日まで継続して、人里離れた辺境の風景を求めてアイスランド中をくまなく旅してきた。この旅で経験した「孤独」が、作家の人生と作品に大きな影響を与えているという。

 ホーンの作品の多くは自然と密接に結びつき、ユーモアを含みながら、極めてシンプルに削ぎ落された形式で展開されているのが特徴。本展では、近年の代表作であるガラスの彫刻作品をはじめ、1980年代から今日に至るまでの、約40年間におよぶ実践の数々が展示される。