
京都・京丹後市での滞在制作をもとに。SIDE COREらが参加のアーティスト・イン・レジデンス成果展「大京都」が開催へ
2016年から行われてきた京都府のアーティスト・イン・レジデンス事業「京都:Re-Search」。その2018年度の参加作家5名と、ゲストアーティストのSIDE COREが約2ヶ月におよぶ滞在制作のプロセスを発表する展覧会「大京都 2019 in 京丹後」が開催される。会期は10月11日〜27日。

2016年から行われてきた京都府のアーティスト・イン・レジデンス事業「京都:Re-Search」。その2018年度の参加作家5名と、ゲストアーティストのSIDE COREが約2ヶ月におよぶ滞在制作のプロセスを発表する展覧会「大京都 2019 in 京丹後」が開催される。会期は10月11日〜27日。

コレクションブランドからも注目を集める日本の「ボロ」を紹介する展覧会が世界を巡回している。

現代美術家マシュー・バーニーと音楽家ジョナサン・ベプラーの共同制作による映像オペラ作品『RIVER OF FUNDAMENT』が大阪市中央公会堂で4K上映される。上映は9月1日の1日限り。

彫刻家・⼾⾕成雄の個展「視線体」が、東京・六本木のシュウゴアーツで開催される。会期は9⽉21⽇〜10⽉19⽇。

大正・昭和にかけて活躍し、《國之楯》をはじめとした戦争画で知られる日本画家・小早川秋聲の関東初となる回顧展「小早川秋聲ー無限のひろがりと寂けさとー」が、東京・京橋の加島美術で開催される。会期は8月31日〜9月16日。

ヌーヴォー・ロマンの旗手、アラン・ロブ=グリエによる脚本を、ヌーヴェル・ヴァーグ左岸派の代表格であるアラン・レネが監督したモノクロ映画『去年マリエンバートで』が、4Kデジタルリマスター版として美しく蘇った。本作は、10月25日よりYEBISU GARDEN CINEMAほかで公開される。

国際的に活躍する映画監督であり映像作家、ワン・ビンの個展が、東京・東麻布のTake Ninagawaで開催される。本展では、2つの映像作品、《15Hours》と《Man with no name》(2009)を見ることができる。ドクメンタ14で上映された《15Hours》は、今回が日本初公開。会期は9月7日〜10月19日。

絵本『不思議の国のアリス』をはじめとする優雅な世界観で多くの人々を魅了してきた画家・金子國義。その回顧展が弥栄画廊 銀座店で開催される。会期は8月23日~9月8日。

バウハウスの開校100周年を記念する「バウハウス100ジャパンプロジェクト」の一環として、「きたれ、バウハウス」展が新潟市美術館で開催中(〜9月23日)。本展はその後西宮市大谷記念美術館、高松市美術館、静岡県立美術館、東京ステーションギャラリーに巡回する。

「山口小夜子×横須賀功光 コラボ展」が、東京・広尾のエモン・フォトギャラリーで開催される。本展は、ファッションを様々な角度から解釈した「ウェアリスト」の山口小夜子と、その世界観を支えた写真家・横須賀功光の共同作品を紹介するもの。会期は8月30日〜11月2日。

20年以上にわたって自宅の庭である「庭劇場」で首を吊るパフォーマンスを行い、昨年逝去した首くくり栲象。その姿を追う宮本隆司の写真・映像展示と、余越保子による映画の上映が、東京・六本木の小山登美夫ギャラリーで開催される。会期は8月27日〜31日。

アーティスト、そして教育者としても功績を残し、2015年にこの世を去ったジャン=リュック・ヴィルムート。その意志を継ぎ、様々なプログラムからなる展覧会「Espace de Réflexion―ジャン=リュック・ヴィルムートが伝えつづけた愛と学び―」がスパイラルガーデンで開催される。会期は8月17日〜25日。

ベルリンを拠点に活動するアーティスト・手塚愛子の個展「Dear Oblivion —親愛なる忘却へ—」が、東京・青山のスパイラルガーデンで開催される。会期は9月4日〜18日。

今週スタートした展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。

美術作家/絵本作家として活動する趙里奈(ちょう・りな)の初個展「nursery」が、東京・恵比寿のPeopleで開催される。本展はPUGMENTによる企画展の第1弾。会期は8月16日〜9月15日。

絵画・立体作品のほか、建築設計や多くの著書で知られる岡﨑乾二郎の展覧会が、東京・天王洲のTakuro Someya Contemporary Artで開催されている。会期は8月24日まで。

ドキュメンタリー的であると同時に演劇的でもあり、事実と虚構の隙間を行き交う写真作品で知られるアメリカの写真家、フィリップ=ロルカ・ディコルシア。そのキャリアを総覧する個展が9月10日〜10月12日にデイヴィッド・ツヴィルナー香港で開催される。

2021年度に開館を予定している大阪中之島美術館は、開館プレイベントとして18年度に新収蔵したサラ・モリス《サクラ》を公開する。同作は大阪の街を舞台にした映像作品で、今回が世界初公開となる。

2018年に食道がんのため他界した演奏家の小杉武久。音を用いた表現の第一人者として知られる小杉の50年以上にわたる活動を紹介する「小杉武久の2019」が、埼玉県深谷市と東京都渋谷区の3会場で開催される。

森美術館館長・南條史生と彫刻家・名和晃平がアドバイザーを務める展覧会「時を超える:美の基準」が、世界文化遺産である京都・二条城の⼆の丸御殿台所と御清所(重要⽂化財)で開催される。日本初のICOM(国際博物館会議)京都⼤会と、二条城の世界遺産登録25周年を記念する本展の狙いとは?