京都・京丹後市での滞在制作をもとに。SIDE COREらが参加のアーティスト・イン・レジデンス成果展「大京都」が開催へ

2016年から行われてきた京都府のアーティスト・イン・レジデンス事業「京都:Re-Search」。その2018年度の参加作家5名と、ゲストアーティストのSIDE COREが約2ヶ月におよぶ滞在制作のプロセスを発表する展覧会「大京都 2019 in 京丹後」が開催される。会期は10月11日〜27日。

京都:Re-Search 2018 in 京丹後

 2016年から毎年、京都府の舞鶴、京田辺、京丹後など各都市で行われてきたアーティスト・イン・レジデンス事業「京都:Re-Search」。そのうち、京丹後市の2018年度プログラムに参加した作家5名と、ゲストアーティストのSIDE COREによる展覧会「大京都 2019 in 京丹後」が開催される。

京都:Re-Search 2018 in 京丹後

 京丹後市での「京都:Re-Search」は、14日間にわたって実施。参加作家が次年度の実現を目指して各自のテーマに沿った風土・歴史の調査を行うため、SIDE CORE、黒瀬陽平、島袋道浩の3名の講師によるレクチャーやワークショップが行われた。

 それを経て開催されるのが「大京都 2019 in 京丹後」。本展はアーティストによる地域の新しいアート・ドキュメント(記録)を作成しようとするもの。約2ヶ月におよぶ滞在制作とそのプロセスを、京丹後市内各所で公開し発表する。

京都:Re-Search 2018 in 京丹後
京都:Re-Search 2018 in 京丹後

 参加作家はインディペンデント・キュレーターとしても活動する石毛健太、他者との関わりから作品を生み出す田中良佑、日常生活で感じる違和感をテーマに制作を行う鷲尾怜、パフォーマンスや演奏など自身の身体で空間に働きかける表現を行う高橋臨太郎、自身の行為を変換するために写真を用いる前谷開。また、ゲストアーティストとして、昨年度の講師を務めたSIDE COREも作品を発表する。

 作品の展示だけでなく、あわせてパフォーマンスなども実施される本展。また今後は、亀岡市で行われた同プログラムの成果展である「大京都 2019 in 亀岡」の開催も予定されている。

編集部

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