
東日本大震災を記憶を伝える「壁」。「3月の壁──さいのかわら」がゲンロン カオス*ラウンジ五反田アトリエで開催
東日本大震災を記憶するために、ゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエの壁に描かれた作品《3月の壁》。毎年3月に実施するこの《3月の壁》の「ご開帳」に合わせ、展覧会「3月の壁──さいのかわら」が2020年3月11日より開かれる。

東日本大震災を記憶するために、ゲンロン カオス*ラウンジ 五反田アトリエの壁に描かれた作品《3月の壁》。毎年3月に実施するこの《3月の壁》の「ご開帳」に合わせ、展覧会「3月の壁──さいのかわら」が2020年3月11日より開かれる。

東京・下目黒に昨年10月オープンしたギャラリー「LEESAYA」で、毒山凡太朗の個展「SAKURA」が開催される。本展で毒山は「あいちトリエンナーレ2019」に引き続き桜をモチーフに、「表現の自由」について考察。会期は3月20日〜4月12日。

女性の人体美をロボットに取り込んだ「セクシーロボット」シリーズなどで知られるアーティストの空山基。その個展が、東京・渋谷のNANZUKAとNANZUKA 2Gの2会場で開催される。会期は3月14日〜4月12日(NANZUKA)、3月13日〜4月12日(NANZUKA 2G)。

3月19日に行われる東京2020オリンピック聖火引継式にあわせ、アテネの国立ビザンチン・クリスチャン美術館で「北大路魯山人」展と、隈研吾、荒木悠、今津景らが参加する日本現代美術展「Relay to Tokyo―継承と集積」が開催される。会期は3月18日~5月3日。

渋谷PARCO建て替え工事の仮囲いに展開された『AKIRA』のアートウォール・プロジェクトでも話題を呼んだコラージュアーティスト、河村康輔。その個展が、東京・西麻布のCALM & PUNK GALLERYで開催されている。会期は3月8日まで。

東京・天王洲のKOSAKU KANECHIKAで、同ギャラリーの所属作家7名によるグループ展が開催されている。会期は2月29日まで。

「もの派」の中心人物であり、現在も国際的に活躍を続ける李禹煥(リー・ウーファン)。その絵画シリーズ最新作による個展が、東京・谷中のSCAI THE BATHHOUSEで開催される。会期は3月6日〜4月25日。

糸川ゆりえ、大久保薫、戸田悠理、村田啓によるグループ展が、東京・天王洲の児玉画廊で開催中。それぞれ独自の手法を追求する4名の作品は、ひとつの空間でどのように作用しあうだろうか。会期は2月29日まで。

東京・表参道のファーガス・マカフリー東京で、元永定正展「あみだだだだ」が開催中だ。本展では、元永の多彩な表現方法が融合した革新的な時期である1980〜85年に制作された絵画を紹介。会期は3月14日まで。

外来の文化を受容しながら発展し、いまもなお変化し続ける「和食」。今回、多角的な視点からその歴史と魅力に迫る特別展「和食 ~日本の自然、人々の知恵~」が、東京・上野公園の国立科学博物館で開催される。会期は3月14日〜6月14日。

アーティスト・中澤大輔によるサイトスペシフィック・サウンドインスタレーションのシリーズ「Passage Tells Project」。その4作目が、東京・上野の商店街「アメ横」を舞台に、立ち飲み居酒屋「魚草」で展開されている。会期は4月19日まで。

アーティスト・布施琳太郎のキュレーションによるグループ展「余白/Marginalia」が、SNOW Contemporaryで開催されている。本展には小松千倫、髙橋銑、中村葵、村山悟郎の4名が参加。会期は3月21日まで。

今週スタートした展覧会と2月24日までに終了する展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。

ニューヨークを拠点に、バーチャルと現実世界を行き来するような作品を手がけるエキソニモ。その個展「Slice of the universe」が、東京・神宮前のMASAHIRO MAKI GALLERYで開催される。会期は2月22日~3月28日。

自身も過去にひきこもりの経験を持つ美術家・渡辺篤を中心として、2018年に発足した「アイムヒア プロジェクト」は、ひきこもり当事者をはじめとする孤立者に伴走するかたちで、その存在や声を社会に向けて発信し、共に考え、アートによって社会に直接的な作用をもたらそうという試みだ。2019年その延長として新たな企画「修復のモニュメント」が行われ、その成果と過程を発表する展覧会が、2月21日~3月15日に横浜・BankART SILKにて開催される。

大垣美穂子と佐藤雅晴の2人展「尾行ー不在の存在/存在の不在」が、東京・新宿のKEN NAKAHASHIで開催される。会期は3月13日~4月10日。

京都と熊本を巡回した展覧会「ドレス・コード?──着る人たちのゲーム」が、東京オペラシティ アートギャラリーで開催される。衣装コレクションのほか、美術作品、マンガ、映像などを通して、現代における新たな「ドレス・コード」と、装いの実践(ゲーム)を見つめ直す。東京展のみの初出展作品も。会期は4月11日〜6月21日(4月1日追記:新型コロナウイルスの影響により開幕は延期。現時点では未定)。

ドイツを代表する現代美術家ゲルハルト・リヒターの回顧展「Gerhard Richter: Painting After All」が、2020年3月4日からニューヨークのメトロポリタン美術館の分館であるメット・ブロイヤーで開催される。世界初公開のガラス作品を含め、絵画やガラス彫刻、版画、写真など100点以上の作品を展示する本展では、リヒターの制作生涯を振り返る。

「日本概念派」の始祖である松澤宥(1922~2006)が、生涯を通していかにして想像力を育んできたのかを浮き彫りにする展覧会「松澤宥―イメージとオブジェにあふれた世界」が、神奈川県相模原市のパープルームギャラリーで開催される。会期は2月22日〜3月2日。

三菱の創業150周年を記念し、三菱一号館美術館で「三菱の至宝展」が開催される。本展では、静嘉堂と東洋文庫の所蔵品が一同に集結。東洋史、日本・東洋美術史をかたちづくったコレクションから名品約100点を紹介する。会期は7月8日〜9月22日(展示替えあり)。