
ジェンダー問題から中国のポップ・アートまで。ゴールデンウィークに海外で見るべき展覧会【香港編】
今年10日間となるゴールデンウィークの長期休暇中には、海外へ展覧会を見に行くのも楽しみのひとつ。海外で開催されている展覧会のなかから、編集部が注目する展覧会を都市ごとに5つずつピックアップ!第1弾は香港編。

今年10日間となるゴールデンウィークの長期休暇中には、海外へ展覧会を見に行くのも楽しみのひとつ。海外で開催されている展覧会のなかから、編集部が注目する展覧会を都市ごとに5つずつピックアップ!第1弾は香港編。

世界各地を訪れ、時代の流れとトレンドを意識しながら、独自のセンスでアートコレクション「桶田コレクション」を築き上げてきた桶田俊二・聖子夫妻。アートコレクターとしての来歴を含め、作品収集の魅力について聞いた。

第6回
作曲の手法を軸とした作品制作や、出自の異なる音楽家からなるアンサンブル「蓮沼執太フィル」などの活動を展開する蓮沼執太と、詩人でメディア研究者の松井茂。全14回のシリーズ「蓮沼執太+松井茂 キャッチボール」では現在、ニューヨークが拠点の蓮沼と、岐阜を拠点とする松井の往復書簡をお届けする。第6回では、3月30日に岐阜県で行われたイベント「羽島市勤労青少年ホームを記憶し記録する1日」に準備段階から関わった松井が「市民」と「公共」について考える。毎週土・日更新。

ドミニク・チェン率いる「dividual inc.」が、参加型の新作インスタレーション《Last Words / TypeTrace》を、あいちトリエンナーレ2019で発表する。同作は、明日自分がこの世を去ることを想定しながら大切な人に向けて書いた「最後の言葉」を収集し、会場で一挙に再生するというもの。

表情豊かな動物の彫刻作品で知られるイギリスのアーティスト、ステファニー・クエール。その個展「Bear Nature」が、東京・神宮前のGallery 38で開催される。会期は4月18日〜6月15日。

東京・天王洲のKOTARO NUKAGAで、アメリカをベースに活動するアーティスト7人によるグループ展「FIXED CONTAINED」が開催される。本展では、出展アーティストでもある松山智一がゲストキュレーターを務め、「現代アートにおける装飾美の可能性」をテーマにそれぞれが作品を展開。会期は4月20日〜6月29日。

エコール・ド・パリの重要な芸術家として位置付けられるキスリングの個展「キスリング展 エコール・ド・パリの夢」が、目黒の東京都庭園美術館で開催される。本展は、日本では12年ぶりとなるキスリング展。会期は4月20日〜7月7日。

第5回
作曲の手法を軸とした作品制作や、出自の異なる音楽家からなるアンサンブル「蓮沼執太フィル」などの活動を展開する蓮沼執太と、詩人でメディア研究者の松井茂。全14回のシリーズ「蓮沼執太+松井茂 キャッチボール」では現在、ニューヨークが拠点の蓮沼と、岐阜を拠点とする松井の往復書簡をお届けする。第5回では、3月30日に岐阜県で行われたイベント「羽島市勤労青少年ホームを記憶し記録する1日」を蓮沼が振り返る。毎週土・日更新。

ジャコメッティが矢内原伊作をモデルに制作したブロンズ彫刻《ヤナイハラ Ⅰ》が、昨年国立国際美術館に収蔵された。これを記念し、ジャコメッティの作品と矢内原との関係性に迫る「コレクション特集展示 ジャコメッティとⅠ」が、同館で開催される。会期は5月25日〜8月4日。

2013年より毎年回数を重ね、その存在感を示してきた「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」。その第7回目が4月12日に開幕した。「目に見えないものがつながるときに生まれる共振や共鳴(=VIBE)」をテーマに据える今回のハイライトをお届けする。

4月14日までに終了する展覧会と今週始まった展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップしてお届けする。この機会をお見逃しなく。

1990年代よりエディトリアルやファッション・フォトの最前線で活躍してきた写真家・鈴木親。そんな鈴木の個展「わたしの、東京」が、天王洲のKOSAKU KANECHIKAで開催される。会期は4月20日〜6月1日。

フランスを代表する現代アーティストのひとり、クリスチャン・ボルタンスキーの国内初となる大型回顧展が大阪・国立国際美術館で開催中だ。作家自身が「展覧会をひとつの作品として見せる」と語るように、インスタレーション作品としても構想されている。初期作品から最新作までを網羅する本展から、ローマ在住の批評家、社会活動家の多木陽介が、ボルタンスキーと劇作家サミュエル・ベケットの交点を読み解く。

韓国出身のアーティスト、崔在銀(チェ・ジェウン)による「Dreaming of Earth Project(大地の夢プロジェクト)」の構想を可視化する展覧会「The Nature Rules 自然国家:Dreaming of Earth Project」が、原美術館で開幕した。

現在、全国の劇場で公開中の映画『ヨーゼフ・ボイスは挑発する』。これに関連してアップリンク吉祥寺で開催されているリレー展示「現代の社会彫刻」の第3弾として、磯村暖が個展「Hell on Earth」を開催中だ。会期は4月24日まで。

ブランドロゴやキャラクターといった現代社会のアイコンを用いたアイロニカルな彫刻作品で知られるニューヨーク在住のアーティスト、トム・サックス。そのポップアップストアが株式会社ビームスの旗艦店「ビームス 原宿」内にオープンする。期間は4月19日〜5月6日。

アーティスト・中島晴矢の個展「バーリ・トゥード in ニュータウン」が、東京・阿佐ヶ谷のTAV GALLERYで開催されている。本展では、展覧会タイトルと同名の映像作品シリーズの全3作を一度に見ることができる。会期は4月30日まで。

美術手帖とVOLVOのコラボレーションプロジェクト「美術手帖 ✕ VOVLO ART PROJECT」。第10弾では、劇作家・小田尚稔による演劇作品『善悪のむこうがわ “Beyond Good and Evil”』の公演が行われる。日程は5月15日〜17日の3日間。

若手クリエイターの発掘、育成、支援を目的に、東京・青山のスパイラルで行われてきたアートフェスティバル 「SICF(スパイラル・インディペンデント・クリエイターズ・フェスティバル)」。その第20回となる「SICF20」が5月1日〜6日にわたって開催される。また今年は、20周年記念プログラムとして「SICF Winners Presentation, Powered by PechaKucha」も5月2日に一夜限りで開催となる。

東京・日本橋の劇場「明治座」の創業145周年を記念し、チームラボが制作した新たな緞帳《四季喜昇座 - 時を紡ぐ緞帳》が披露された。この緞帳は4月11日より常設・一般公開となる。