2019.9.8

日高理恵子、宮永愛子、畠山直哉らが参加。多世代から選ばれた11名による「DOMANI・明日2020」展が国立新美術館で開催へ

国が展開する「日本博2020」のプログラムに参画する特別展として、「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに」が国立新美術館で開催される。会期は2020年1月11日~2月16日。

森淳一 山影 2018 作家蔵 写真=宮島径 (C) MORI Junichi Courtesy Mizuma Art Gallery
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 文化庁が行う「新進芸術家海外研修制度」の成果発表の機会として、1998年から開催されてきた「DOMANI・明日展」。今年度で22回目を迎える同展は、2020年の東京オリンピック・パラリンピックを受けて国が展開する「日本博2020」のプログラムに参画する。

 これを受け、その特別展として「DOMANI・明日2020 傷ついた風景の向こうに」が国立新美術館で開催される。会期は2020年1月11日~2月16日。

日高理恵子 空との距離 XIII 2017 作家蔵 Photo by Kenji Takahashi (C) Rieko Hidaka Courtesy of Tomio Koyama Gallery

 日本博の関連展に共通するテーマ「自然」を受け、本展のサブタイトルは「傷ついた風景の向こうに」に決定。「傷ついた風景」「風景に生きる小さきもの」「庭へ」「自然の摂理、時間の蓄積」などのテーマで展示を構成する。

 参加作家は日高理恵子、宮永愛子、藤岡亜弥、森淳一、石内都、畠山直哉米田知子、栗林慧/栗林隆、若林奮、佐藤雅晴の11名。2010年前後に研修を終えた作家に加え、芸術選奨やメディア芸術祭など文化庁が関わる事業の受賞者なども招き、現在の日本のアクチュアルな自然観を浮かび上がらせる。