アニメ評論家・藤津亮太が会田誠の「戦争画」に見出したもの。なぜ『アニメと戦争』の装丁は「戦争画RETURNS」になったのか

3月2日に発売されたアニメ評論家・藤津亮太の著書『アニメと戦争』(日本評論社)。アニメに登場する様々な戦争の系譜をたどり、社会との関係を問い直す同書の装丁には会田誠《ザク(戦争画RETURNS 番外編)》(2005)が選ばれている。なぜ、会田誠の「戦争画」が同書に必要だったのか、その理由を藤津が綴る。

INSIGHT

コロナ禍の前から変わらないものとは。荒井保洋評「日日の観察者」展

京都精華大学出身である4名のアーティスト、小出麻代、花岡伸宏、藤野裕美子、松元悠が参加した企画展「日日(にちにち)の観察者」は、日々のささやかな出来事や暮らしの観察から、新たな風景を生み出すというテーマのもと、HOTEL ANTEROOM KYOTO l Gallery 9.5で開催された。新型コロナウイルス感染症の世界的流行を経験したいま、改めて日常とは何かという思索へと誘う本展について、滋賀県立近代美術館学芸員の荒井保洋が論じる。

REVIEW

欧米中心ではない持続可能なアートを。アートプラットフォーム「SOUTH SOUTH」は何を目指すのか

グローバル・サウス問題をテーマに、欧米中心の美術史から自立した動きを目指すアートプラットフォーム「SOUTH SOUTH」が始動した。参加するTake Ninagawa(以下、タケニナガワ)代表の蜷川敦子の談話も交えて、このプラットフォーム設立の背景や今後の展望を取り上げる。

NEWS / MARKET