日本初個展。練馬区立美術館で「ピーター・シスの闇と夢」が開催
練馬区立美術館で、チェコスロヴァキア(現・チェコ共和国)出身でアメリカを代表する絵本作家、ピーター・シスの日本初となる展覧会が開催される。会期は9月23日~11月14日。
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チェコスロヴァキア(現・チェコ共和国)出身でアメリカを代表する絵本作家、ピーター・シス。その日本初となる展覧会が練馬区立美術館で開催される。会期は9月23日~11月14日。
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ピーター・シスは1949年にソ連支配下の共産主義国家チェコスロヴァキアで生まれた。プラハ美術工芸大学とロンドンのロイヤル・カレッジ・オブ・アートで学び、短編アニメーションの制作でその才能を開花させた。1982年には政府よりロサンゼルス五輪(1984)の映像制作のためにアメリカに派遣されたものの、チェコスロヴァキアを含む東側諸国がオリンピックのボイコットを表明したことを受け、アメリカへの亡命を決意。
その後はニューヨークを拠点に、新聞、雑誌、絵本などのジャンルを中心に活動を続け、絵本作家としての人生をスタート。87年から現在までに30作以上の絵本を生み出してきた。2007年には日記に基づく自伝的絵本『かべ 鉄のカーテンのむこうに育って』を発表し、チェコ出身の絵本作家として世界的な評価を確立した。また2019年にはエリック・カールの美術館において、シスにとってはじめての展覧会が開催。チェコでも19年から翌年にかけ展覧会が開催されるなど、注目を集めている。
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本展は、日本で初めて開催されるシスの展覧会であり、代表作の絵本原画の数々を展示。また、シスの創作活動の原点であるアニメーション作品を中心に、オブジェや構想メモ、スケッチ、日記など様々な作品や資料も見ることができる。約150点の作品・資料を通して、シスの芸術を俯瞰したい。
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