第20回

【今月の1冊(今月は2冊)】 芸術の過去・現在・未来を探求する2冊『芸術の終焉のあと 現代芸術と歴史の境界』『アート・パワー』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年5月号では、アーサー・C・ダントーによる『芸術と終焉のあと 現代芸術と歴史の境界』とボリス・グロイスによる『アート・パワー』を取り上げた。

ソール・ライターの写真から学ぶ、生き方

1950年代にカメラマンとして活躍しながら、80年代に突如として姿を消したソール・ライター。2006年、83歳にして再び世間の注目を集めた彼の大回顧展が、Bunkamura ザ・ミュージアムで、2017年6月25日まで開催。

INSIGHT

アートの本質と未来を考える。 5月号新着ブックリスト

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年5月号では、哲学的者による芸術論や、21世紀の日本文化の動向を探る論考集など、芸術について多角的に考える4冊を取り上げた。

INSIGHT

第105回

「事故と死」を考える。 椹木野衣が見た「Death Line」展

過去に重大な交通事故を経験したという共通点を持つ、弓指寛治、ALI-KA、小林Aの3名の共同キュレーションにより、今年3月に開かれた「Death Line」展。それぞれが直面した「事故と死」に改めて向き合い、作品を通して「死」について深く考えることを目指した本展を、椹木野衣がレビューする。

REVIEW

第14回

櫛野展正連載14:アウトサイドの隣人たち 漆喰に浮かぶ伝統美

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載の第14回は、鏝絵を現代に継承する三浦辰彦を紹介する。