東京国立近代美術館など国立美術館の常設展観覧料が最大180円値上げへ

東京国立近代美術館など5つの国立美術館を運営する独立行政法人国立美術館は、2017年5月以降に開催される所蔵作品展(常設展)の観覧料を一部値上げする。

東京国立近代美術館(本館) 出典:ウィキメディア・コモンズ

 国立西洋美術館、東京国立近代美術館(本館・工芸館・フィルムセンター)、京都国立近代美術館、国立新美術館、国立国際美術館の5館を運営する独立行政法人国立美術館は、2017年5月より京都国立近代美術館と国立国際美術館をのぞく美術館の所蔵作品展(常設展)の観覧料を時値上げする(国立新美術館は所蔵作品展がないため対象外)。

 今回の値上げでは、東京国立近代美術館(本館)と国立西洋美術館が一般430円から500円(団体は220円から400円)へ、東京国立近代美術館(工芸館・フィルムセンター)が一般210円から250円(団体は100円から200円)などとなっており、最大で180円の値上げ幅となる。

 また、東京国立近代美術館(本館)のパスポート料金も1000円から1200円へと変更される。

 値上げの時期は、東京国立近代美術館(フィルムセンター)が5月13日、東京国立近代美術館(本館)が5月27日、国立西洋美術館が6月9日、東京国立近代美術館(工芸館)が7月4日から。今回の価格改定について同法人は「夜間開館の拡充と、さらなる多言語対応のため」としている。

編集部

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