薄久保香は1981年栃木県生まれ。東京造形大学造形学部美術科絵画専攻を卒業後、東京藝術大学院美術研究科に進学、在学中から作家として活動を始める。現在は京都府を拠点として制作を行っている。
これまで、「横浜トリエンナーレ2011 OUR MAGIC HOUR」(横浜美術館、2011年)、「Wabi Sabi Shima」(Thalie Art Foundation・ブリュッセル、15年)、「どこにもない新しい場所」(渋谷西武、16年)など、国内外の多数の展覧会に参加。
緻密な筆致で超現実的な世界を描く薄久保の作品は、現実と虚構の間で、現代人にとってリアリティとは何かを問いかける。taimatzでの2回目となる本展では、新作のペインティング作品8点を発表する。