
ふるさと納税で夜の美術館が貸し切りに? 豊橋市のユニークな取組みとは
2018年8月、豊橋市が「ふるさと納税」の返礼品を拡充。そのなかのユニークな取り組みが、閉館後に豊橋市美術博物館を貸し切りで楽しめる「夜の美術館を丸ごと貸し切り!ナイト・ミュージアムへようこそ」といった体験型返礼品だ。

2018年8月、豊橋市が「ふるさと納税」の返礼品を拡充。そのなかのユニークな取り組みが、閉館後に豊橋市美術博物館を貸し切りで楽しめる「夜の美術館を丸ごと貸し切り!ナイト・ミュージアムへようこそ」といった体験型返礼品だ。

社会現象や美術史、カルチャーなど分野にとらわれず様々なトピックをジョーク的発想に変換し、作品として発表しているアーティストの加賀美健の個展「加賀美健 レトロスペクティブ」が、PARCO MUSEUMにて開催される。会期は8月31日〜9月17日。

レディ・ガガが愛用していることで世界的に知られているヒールレスシューズなどで知られるアーティスト・舘鼻則孝の最新個展が東京・九段北の旧山口萬吉邸(kudan house)で開催される。わずか3日間のみの会期で、歴史的建造物を舞台に開催される本展の見どころとは?

第4回
5月下旬に政府案として報道された「リーディング・ミュージアム(先進美術館)」構想を発端に、いま、美術館のあり方をめぐる議論が活発化している。そこで美術手帖では、「これからの日本の美術館はどうあるべきか?」をテーマに、様々な視点から美術館の可能性を探る。シリーズ第4回は、東京国立近代美術館や国外の美術館で数々の展覧会を手がけてきた同館主任研究員の保坂健二朗。

海外旅行ではショッピングやレジャーだけでなく、美術館へ展覧会を見に行くのも楽しみのひとつ。今回はアメリカで開催されている展覧会のなかから、編集部が注目する展覧会をピックアップ!ニューヨークを中心に、様々な歴史をアートで体感できる4つの展覧会を紹介する。

中国の首都・北京を凌ぐ勢いで文化の盛り上がりを見せる上海。巨匠から新世代の作家まで、上海アートシーンの熱気を感じることのできる展覧会「魔都の鼓動 上海現代アートシーンのダイナミズム」が熊本市現代美術館で開催される。会期は9月22日〜11月25日。

ラグジュアリーブランドのロエベが、ミラノサローネにて展示した世界中のテキスタイルを日本で展示している。会場となっているのは、大阪・阪急うめだ本店のウィンドウだ。この特別なディスプレイを見られるのは9月10日まで。

東京国立近代美術館で9月17日まで開催中の「ゴードン・マッタ=クラーク展」。この35歳という若さでこの世を去った稀代のアーティストについて、建築史・建築批評家の五十嵐太郎と演出家の高山明が語るトークイベントが代官山 蔦屋書店にて8月22日に開催される。

一見、17世紀西洋の写実絵画のように見える小瀬村真美の作品群。堅調なインターバル撮影によって展開されるその動画制作は、見る者にいかなる視覚体験をもたらすのか。現在開催中の個展「小瀬村真美:幻画〜像(イメージ)の表皮」を、視覚文化評論家の塚田優がレビューする。

日本をはじめとする世界各国で愛される北欧の陶芸家、リサ・ラーソンの回顧展が新潟市新津美術館で開催される。会期は9月1日〜11月11日。

ドイツ国内にとどまらず、国際的な運動体として、戦後の現代美術に大きな影響を与えたアーティスト・グループ「ZERO」。ハインツ・マックはその創設メンバーであり、現在に至るまで精力的な活動を続けている。デュッセルドルフでの個展を機に、これまでの歩みや自らの芸術について話を聞いた。

画壇の潮流に左右されない江戸時代後期の絵師・横山華山。その多彩な画業を系統立てて紹介する初めての回顧展「横山華山」が東京ステーションギャラリーで開催される。会期は2018年9月22日~11月11日。

国宝や重要文化財の刀剣が一堂に会する特別展「京のかたな 匠のわざと雅のこころ」が京都国立博物館で開催される。同展は山城鍛冶の技術系譜と刀剣文化を探る京博の初の試みとなる。会期は2018年9月29日~11月25日。

世界の人々に対して日本の魅力を表現・発信するための、外務省が実施する海外拠点事業「JAPAN HOUSE(ジャパン・ハウス)」が、世界3都市を巡回する企画展第3期を募集している。対象は「JAPAN HOUSE」の趣旨に沿って活動できる個人やグループ、企業など。応募の締め切りは2018年9月14日。

エルメスのアーティスト・レジデンシー展「眠らない手」が、銀座メゾンエルメス フォーラムで開催される。本展は、おもにフランスを拠点とするエルメスの様々な工房での滞在制作プログラムに参加した9名の美術家を2期にわたって紹介するもの。会期は9月13日~11月4日(前期)、11月15日~2019年1月13日(後期)。

森美術館(東京)で開催中の「建築の日本展:その遺伝子のもたらすもの」は、日本における建築の歴史と現在を読み解く展覧会。建築資料や模型から体験型インスタレーションまで、100のプロジェクト、400点以上の展示品によって構成。建築における日本独自の変遷を展示から照らすというこの試みを、建築家・藤原徹平がレビューする。

写真家の池田晶紀が「江戸っ子」をモデルにポートレイトを撮影する「池田晶紀ポートレイトプロジェクト」。2012年から現在までの作品を展示する個展がアーツ千代田 3331にて開催される。会期は2018年9月22日〜10月14日。

世界的に著名な写真家マイケル・ケンナの日本初となる回顧展「マイケル・ケンナ A 45 YEAR ODYSSEY 1973-2018」が、東京都写真美術館にて開催。本展では、45年に渡るキャリアの初期から最近作まで代表的作を選りすぐって紹介される。会期は2018年12月1日~2019年1月27日。

家族をモチーフにした温かい作風で知られるスウェーデンの国民的画家カール・ラーションの展覧会が、東京・損保ジャパン日本興亜美術館で開催される。日本では1994年以来24年ぶりの回顧展となる。会期は9月22日~12月24日。

フランス映画界の名匠アニエス・ヴァルダと、世界各国で大型の写真インスタレーションを発表するアーティスト・JR(ジェイアール)。このふたりが共同監督し、主演も務めるドキュメンタリー映画『顔たち、ところどころ』が 2018 年9月15日より、シネスイッチ銀座、新宿シネマカリテ、アップリンク渋谷ほかにて全国順次公開される。