ふるさと納税で夜の美術館が貸し切りに? 豊橋市のユニークな取組みとは

2018年8月、豊橋市が「ふるさと納税」の返礼品を拡充。そのなかのユニークな取り組みが、閉館後に豊橋市美術博物館を貸し切りで楽しめる「夜の美術館を丸ごと貸し切り!ナイト・ミュージアムへようこそ」といった体験型返礼品だ。

豊橋市美術博物館外観

 ふるさと納税とは、自分の故郷に限らず全国各地の自治体に寄附ができる制度のこと。所得税や住民税の還付・控除が受けられるほか、各地方ならではの返礼品が人気を集めている。

 そんなふるさと納税の返礼品に、閉館後の美術館を貸し切りで楽しめ、かつ学芸員の解説を聞くことができる「夜の美術館を丸ごと貸し切り!ナイト・ミュージアムへようこそ」という体験型返礼品が追加されたことを愛知県豊橋市が発表した。対象となるのは、豊橋市美術博物館だ。展覧会鑑賞後は、グッズや図録といった展覧会関係のおみやげも用意されるという。

 この返礼品は、「続・日本の100名城」に選出された吉田城址や、国史跡の馬越長火塚古墳群といった、豊橋市内の史跡を学芸員とめぐる「学芸員とめぐる豊橋市内史跡ツアー」とのセット企画。豊橋市にゆかりがある人もない人も楽しめる内容となっている。

吉田城址

 多くの場合、その土地の食品などが人気を集めるふるさと納税。豊橋市のような取り組みを行う自治体がこれから増えるのか、注目したい。なお、詳細については「ふるさとチョイス」のウェブサイトをチェックしてほしい。

編集部

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