五十嵐太郎×高山明が1970年代NYで活動した作家、ゴードン・マッタ=クラークを語る。代官山 蔦屋書店でトークイベントが開催

東京国立近代美術館で9月17日まで開催中の「ゴードン・マッタ=クラーク展」。この35歳という若さでこの世を去った稀代のアーティストについて、建築史・建築批評家の五十嵐太郎と演出家の高山明が語るトークイベントが代官山 蔦屋書店にて8月22日に開催される。

 1970年代にニューヨークを中心に、建築、インスタレーション、彫刻、映像、写真、ドローイング、グラフィティからレストラン運営など様々な分野で表現活動を行ったアーティスト、ゴードン・マッタ=クラーク。

 35歳という若さでこの世を去ったマッタ=クラークは、およそ10年という活動期間のなかで先駆的な足跡を残し、後進の作家たちに多大な影響を与え続けている。その活動の軌跡をアジアで初めて本格的に紹介する展覧会「ゴードン・マッタ=クラーク展」が、東京国立近代美術館にて開催中だ。

 そんなマッタ=クラークの魅力について、建築史・建築批評家の五十嵐太郎と演出家の高山明が語るトークイベントが代官山 蔦屋書店にて開催される。

 五十嵐太郎は1967年生まれ。現在東北大学大学院教授。2008年にはヴェネチア・ビエンナーレ国際建築展で石上純也の個展をキュレーションしたほか、11年にはあいちトリエンナーレの芸術監督を務め、翌年その功績が評価され芸術選奨新人賞芸術振興部門を受賞するなど、多方面で活動している。

 いっぽうの高山明は1969年生まれ。演劇ユニットPort B代表とともに、立教大学現代心理学部映像身体学科特任准教授を務めている。これまでのおもな仕事に「フェスティバル/トーキョー」での制作があるほか、ヘッベル・アム・ウーファー劇場(ドイツ、ベルリン)やムーゾントゥルム劇場(ドイツ、フランクフルト)、オナーシス文化センター(ギリシャ、アテネ)などのヨーロッパ圏をはじめ、アジア圏でも台南および台北芸術大学など、様々な地域での作品制作も行っている。

 この両者によるトークで、マッタ=クラークというアーティストとその残した作品についてどのような発見を得られるだろうか? 実際に会場に足を運ぶことで、その新たな魅力に迫ることができるだろう。

編集部

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