ジャンルにとらわれず、独自のユーモアを作品として発表する加賀美健の個展がPARCO MUSEUMで開催。これまでシリーズ作品を一挙に公開

社会現象や美術史、カルチャーなど分野にとらわれず様々なトピックをジョーク的発想に変換し、作品として発表しているアーティストの加賀美健の個展「加賀美健 レトロスペクティブ」が、PARCO MUSEUMにて開催される。会期は8月31日〜9月17日。

Images courtesy of artist and MISAKO & ROSEN Photo by KEI OKANO

 1974年東京都生まれの加賀美健は、社会現象やカルチャーなど、様々なジャンルが作品のテーマにしてきた。消費社会のせつなさを楽観的でポジティブなアイデアへと変容したり、いたずらのような作品を発表し続けてい加賀美。そのいっぽうで、アパレルブランドとのコラボレーションなども積極的に行っており、自身が運営する代官山の「ストレンジストア」では自作のグッズを販売している。

Images courtesy of artist and MISAKO & ROSENImages courtesy of artist and MISAKO & ROSEN

 そんな加賀美の個展「加賀美健 レトロスペクティブ」が、東京・池袋PARCO内のPARCO MUSEUMにて開催される。

 本展では、2000年代はじめに加賀美を国内外のアートシーンに印象づけるきっかけとなったファウンドオブジェクトによる彫刻作品や、それとは逆の発想から得た伝統的なモチーフの彫刻作品、そして近年精力的に取り組んでいるキャンバスにテキストを描いたシリーズなど、これまでのシリーズ作品が一挙に展示される。

 シニカルとユーモアの絶妙なバランスが成立している加賀美の作品をまとめて楽しめる機会だ。

編集部

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