ロンドン、ロサンゼルス、サンパウロで展示のチャンス。 外務省「JAPAN HOUSE」がジャンル不問で巡回企画展を公募

世界の人々に対して日本の魅力を表現・発信するための、外務省が実施する海外拠点事業「JAPAN HOUSE(ジャパン・ハウス)」が、世界3都市を巡回する企画展第3期を募集している。対象は「JAPAN HOUSE」の趣旨に沿って活動できる個人やグループ、企業など。応募の締め切りは2018年9月14日。

「藤本壮介展 未来の未来 Sou Fujimoto: FUTURES OF THE FUTURE」(ロンドンでの展示風景) 画像提供=ジャパン・ハウス ロンドン事務局 © Japan House London

 「JAPAN HOUSE(ジャパン・ハウス)」は「日本を知る衝撃を、世界へ。」をコンセプトとして、外務省がロンドン、ロサンゼルス、サンパウロに設置する日本の海外発信拠点。展示スペースやシアター機能のある多目的スペース、ショップ、レストランなどの活動を融合し、「いかに日本を知らなかったか」に気づいてもらい、「日本に目覚めてもらう」ことを目的に掲げたプロジェクト。

 同施設では、各拠点を巡回する「巡回展」を2017年からスタートさせており、今回その第3期の募集が行われている。この巡回展は、展示を通して「日本とは何か」という問いに対する答えを様々な視点から提示し、海外の人々に日本の魅力を発見してもらうことが目的だ。

 サンパウロのジャパン・ハウスには開館から1年間で77万人以上が来館するなど盛況で、巡回展への出展企画も、各拠点で多くの来館者の目に触れることになる。

 第1期では、紙の専門商社・株式会社竹尾の「TAKEO PAPER SHOW SUBTLE -かすかな、ほんのわずかの」、TOTOギャラリー・間の「藤本壮介展 未来の未来 Sou Fujimoto: FUTURES OF THE FUTURE」、東京大学生産技術研究所山中研究室の「Prototyping in Tokyo」の3企画が選出され、現在3都市で巡回展示されている。また第2期については現在選考中。

「Prototyping in Tokyo」(サンパウロでの展示風景) 画像提供=ジャパン・ハウスサンパウロ事務局 ©︎ Rogerio Cassimiro

 第3期の募集企画は、展示企画としてすでに具現化されているもの、あるいは実現可能な企画として立案されているものが対象。広く日本を紹介する「もの」や「こと」、日本ならではのクリエーションやクリエイティブな要素を取り上げ、「展示企画」としてキュレーションされたものを、あらゆる領域から受け付けている。

 展示期間は2019年春以降で、会期は1企画につき各拠点2〜3ヶ月程度。都市巡回にかかる経費及び事務作業は、ジャパン・ハウス各都市事務局が負担。2018年9月〜11月に選考・審査が行われ、2018年12月上旬に結果が通知される。

 広く世界で展示できるこのチャンスに応募してみてはいかがだろうか。

編集部

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