
冨安由真がアートフロントギャラリーで個展を開催。最新版の部屋型インスタレーション&ペインティングをチェック
昨年、資生堂ギャラリーで開催されたshiseido art egg展が、当時まだ無名の新人作家にも関わらず、最長2時間待ちという驚きの集客を記録し、話題となった美術家の冨安由真。今回、東京・代官山のアートフロントギャラリーで開催される個展では資生堂ギャラリーで展示されたインスタレーションにアップデートを施した最新版とペインティング数点が発表される。会期は2019年1月11日〜2月3日。

昨年、資生堂ギャラリーで開催されたshiseido art egg展が、当時まだ無名の新人作家にも関わらず、最長2時間待ちという驚きの集客を記録し、話題となった美術家の冨安由真。今回、東京・代官山のアートフロントギャラリーで開催される個展では資生堂ギャラリーで展示されたインスタレーションにアップデートを施した最新版とペインティング数点が発表される。会期は2019年1月11日〜2月3日。

規則的なパターンを用いた版画や、有機的な形象が特徴的な独自の抽象表現で知られる辰野登恵子の個展「辰野登恵子 オン・ペーパーズ」が埼玉県立近代美術館で開催中だ。とりわけ大型の油彩が高く評価されてきた辰野だが、版画やドローイングなど紙の上の表現に光を当て、その画業の再検証を試みる本展から見えてくるものとは何か。美術批評家の沢山遼が論じる。

Googleは、世界各国の美術館が所蔵する名画をデータベースとして掲載するアプリケーション「Google Arts & Culture」をアップデート。フェルメールの作品36点をARで鑑賞できる新機能を追加した。

10年以上にわたってブロンズ像《勝利した若者の像》の所有権を争ってきた、イタリア政府当局とアメリカのJ・ポール・ゲティ美術館。12月3日、イタリアの最高裁判所はJ・ポール・ゲティ美術館に作品の返還を命じる判断を下した。

12月11日、六本木の青山ブックセンター跡地に書店「文喫(ぶんきつ)」がオープンする。「本との新たな出会い」をテーマにした同店では、約3万冊の書籍を販売するほか、ひとりで本と向き合うための閲覧室、複数人で利用可能な研究室、喫茶室も併設される。

グラフィック関連事業を行うアメリカのPantone(パントン)が2000年より行ってきた「カラー・オブ・ザ・イヤー」。その2019年版が発表された。

東京・銀座の資生堂ギャラリーで現在開催中のギャラリー開廊100周年記念展「それを超えて美に参与する 福原信三の美学 Shinzo Fukuhara / ASSEMBLE, THE EUGENE Studio」。この関連企画として11月22日、同ギャラリーで荻窪のブックカフェ「6次元」主宰のナカムラクニオとライターの武田砂鉄、そして同ギャラリー学芸員の伊藤賢一朗によるトークイベント「福原信三の場づくりから考える、21世紀型サロン」が開催された。その様子を、前後編でお届けする。

美術家、ヘスス・ラファエル・ソト(1923〜2005)の個展が、表参道のエスパス ルイ・ヴィトン東京で開催中だ。本展は、フォンダシオン ルイ・ヴィトンによる「Hors-les-murs(壁を越えて)」プログラムの第6弾。フォンダシオン ルイ・ヴィトン所蔵のコレクションから、ソトの象徴的作品《Pénétrable BBL Bleu》(1999)のインスタレーションを見ることができる。会期は12月7日〜2019年5月12日。

12月9日までに終了する展覧会とスタートしたばかりの展覧会のなかから、とくに注目したい3つをピックアップして紹介。この機会をお見逃しなく。

東京・銀座のガーディアン・ガーデンで、第18回写真「1_WALL」グランプリを受賞した中野泰輔による個展「HYPER / PIP」が開催される。会期は2019年1月29日〜2月15日。

西洋古典から現代日本の廃墟・遺跡・都市をテーマとした作品を集めた展覧会が、渋谷区立松濤美術館で12月8日からスタート。「廃墟の美術史」をたどるという本展の様子をレポートでお届けする。

2017年7月22日から、石巻・牡鹿地区を中心に51日間にわたって初開催された、「アート」「音楽」「食」の総合祭「Reborn-Art Festival」。前回好評を博したこのフェスティバルの、第2回開催が決定した。会期は2019年8月3日~9月29日。

インターネット上に存在する様々な画像と自身が撮影した写真を重ね、新たなイメージを構築してきた写真家の吉田志穂。東京・新宿のユミコチバアソシエイツで行われた個展「Quarry / ある石の話」では、これまで様々な人物によってスケッチ、小説、採掘場の石の欠片、ネット上の画像や考察などで表されてきたにもかかわらず、いまだ事実や史実が明確にされていないある「石」を、写真という手段で表現することを試みた。本展を、インディペンデント・キュレーターの長谷川新がレビューする。

東京・本郷のトーキョーアーツアンドスペース(TOKAS)で、2018年度から始まる「ACT」シリーズ。その第一弾として展覧会「霞はじめてたなびく」が開催される。佐藤雅晴、西村有、吉開菜央の3名が参加する本展の会期は、2019年2月23日〜3月24日。

ボストン現代美術館が新しい人事を発表した。最高執行責任者に任命された牧亜美は、約20年アメリカの美術館で役職に務め、美術館のコレクションや運営に関する活動を行ってきた経歴を持つ。

2013年から広島県尾道市で継続的に展開されている、マレーシアのアーティスト、シュシ・スライマンによるアーティスト・イン・レジデンスプログラム。地域の廃墟を再生しようとする長期プロジェクトを、広島市現代美術館学芸員の松岡剛がレビューする。

過去最多となる20点以上のグスタフ・クリムトの油彩画が揃う「クリムト展 ウィーンと日本 1900」。開催前からすでに話題を集めている同展に、新たにローマ国立近代美術館所蔵の《女の三世代》(1905)の出品が決定した。縦横約170cmの本作は、壁画などを別にすればクリムト最大の絵画のひとつ。今回が日本初公開となる。

パフォーマンスとニューメディアを融合させた表現の先駆者として知られるジョーン・ジョナス。そのパフォーマンス公演がロームシアター京都で(2019年12月12日)、個展が京都市立芸術大学ギャラリー@KCUAで(12月14日〜20年2月2日)開催される。

栃木市のとちぎ蔵の街美術館で、市ゆかりの画家である田中一村と刑部人(おさかべ・じん)の展覧会「田中一村と刑部人 ー希望と苦悩のあいだー」が開催される。会期は2019年1月16日〜3月21日。

1984年に設立され、イギリスを拠点とする現代美術作家を対象としたターナー賞。その2018年度の受賞者がシャーロット・プロジャーに決定した。