2019年の色は「リビング・コーラル」。Pantoneが「カラー・オブ・ザ・イヤー 2019」を発表

グラフィック関連事業を行うアメリカのPantone(パントン)が2000年より行ってきた「カラー・オブ・ザ・イヤー」。その2019年版が発表された。

カラー・オブ・ザ・イヤー 2019に選ばれた「リビング・コーラル」(Pantoneの公式ウェブサイトより)

 「カラー・オブ・ザ・イヤー」とは、色見本帳などで知られるアメリカのPantoneが2000年より発表してきたテーマカラーのことで、アート、ファッション、美容、エンターテインメント業界、社会経済など、様々な領域のトレンドの綿密なリサーチのもと選定される。この度、2019年のテーマカラーが「リビング・コーラル(Living Coral)」に決定した。

 「リビング・コーラル」とはその名の通り、サンゴを思わせる生き生きとした色彩。Pantoneは「ゴールドをベースに、オレンジの色味を重ねた色」と説明している。

Pantoneの公式ウェブサイトより

 またPantoneはこの「リビング・コーラル」の色が各分野に与える影響も発表。ソーシャルメディアに対しては、「自然環境と同じインスピレーションを人々に与える」、プロダクトデザインでは「あらゆる年齢やジェンダーにマッチし、プロダクトに人間味を与え、特徴づける」、インテリアでは「ポップアップやインタラクティブな空間などの没入感のある体験を促進し、遊び心につながる」としている。

 なお、2018年の「カラー・オブ・ザ・イヤー」は奥深いパーブルが印象的な「ウルトラ・バイオレット」。来年は「リビング・コーラル」を様々な場面で見かけることになるのだろうか? 注目してほしい。

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