Googleがメトロポリタン美術館、ウフィツィ美術館、テートなど17の美術館と協力して2011年にスタートしたサービス「Google Arts & Culture」では、名画のデータベースを活用し、VRアプリやセルフィーと名画のマッチングサービスなどをリリースしてきた。
そして12月3日、「Google Arts & Culture」が新たに「ポケットギャラリー」をリリース。フェルメール作品をARで鑑賞できる機能が搭載された。
「ポケットギャラリー」に並ぶのは、《真珠の耳飾りの少女》(1665頃)、《牛乳を注ぐ女》(1660頃)、《手紙を書く女》(1665〜66頃)といった代表作を含む36点。そのなかには、1990年にボストンのイザベラ・スチュワート・ガードナー美術館で盗難され、いまだ所在不明の《合奏》(1664頃)も含まれる。
また、オランダ・マウリッツハイス美術館のキュレーターが監修し、実寸に近いサイズと本格的なライティングが実現されているほか、作品説明、専門家のインタビューなども掲載された充実のコンテンツになっている。
ARKitをサポートした端末を持っていれば、いつでもどこでも訪れることができる「ポケットギャラリー」。世界各地の18の美術館からフェルメール作品36点が一堂に会する贅沢な空間を体験してみてはいかがだろうか。