なぜ近代建築は解体の危機にさらされるのか? 近代建築史家にその背景を聞く

品川にある旧原美術館の解体は大きな衝撃を与えるものとなった。しかしこれに限らず。昨今では原宿駅や世田谷区庁舎、東京海上日動ビルなど、様々な名建築が解体またはその危機に瀕している。なぜこのような状況が起こっているのか、またどうすれば解体ではない道をたどれるのか。京都工芸繊維大学教授で近代建築史が専門の松隈洋に話を聞いた。

INTERVIEW

パリの新現代美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」がついにオープン。ピノー・コレクションが開放する自由とは?

パリの新しい現代美術館「ブルス・ドゥ・コメルス」が、今月22日にようやく開館した。安藤忠雄が手がけた文化遺産と現代美術が融合する空間で、現代アートコレクターのフランソワ・ピノーが世界から蒐集した1960年以降に制作された多様な作品に出会える。現在の所蔵約1万点からこけら落とし展のために厳選された作品をピックアップして現地からレポートする。

NEWS / REPORT

ジャック・ドーシーが支援。ドナルド・ジャッド設立の現代美術館が大規模修復プロジェクトを開始

ドナルド・ジャッドが1980年代に設立した現代美術館「チナティ・ファンデーション」が、いくつかの大規模な修復プロジェクトをスタートさせた。ジョン・チェンバレンの彫刻作品を常設展示する建物の修復のほか、アドベ壁の修復や草原の維持管理などでは、地域の若い女性たちを対象に職業訓練も行う。

NEWS / HEADLINE

ガブリエル・シャネルのメッセージを伝えるマンガの力。白井カイウ&出水ぽすかインタビュー

『週刊少年ジャンプ』で連載されていた『約束のネバーランド』。その原作担当と作画担当、白井カイウと出水ぽすかが、シャネルとの協業によりマンガ単行本『miroirs』を出版。また、関連する展覧会『MIROIRS – Manga meets CHANEL』も東京・銀座のシャネル・ネクサス・ホールで開催された。ふたりに本企画に取り組んだ感想と、マンガへの取り組み方について聞いた。

INTERVIEW

第4回

TikTokでいま注目すべき日本人アーティストベスト4

先日のレポートで触れたとおり、所蔵作品や周辺の情報について、TikTokで積極的に発信する美術館やギャラリーが増加中だ。それと同時に、アーティストたちが表現活動の場としてTikTokで自分の作品や作品制作のプロセスを紹介、ブレイクする現象も世界各国で増えてきている。アーティストは、どのようにTikTokで活動しているのか? 表現の場としてTikTokを活用する、日本を基点に活躍するアーティストを紹介。それぞれにTikTokをどのように扱っているのかを伺った。(PR)

ゴッホの顔を写真で“再現”。オランダの美術館が「Inventing Van Gogh」展を開催へ

19歳以降のポートレート写真が1枚も残されていないフィンセント・ファン・ゴッホ。その顔を“再現”したポートレート写真などを展示する展覧会「Inventing Van Gogh」が、オランダ・ズンデルトにある美術館「フィンセント・ファン・ゴッホ・ハウス・ズンデルト」で開催される。会期は8月14日〜12月5日。

NEWS / EXHIBITION

五木田智央の北米での初美術館個展。「Get Down」がダラス・コンテンポラリーで開催へ

近年、独自のカラーパレットを用いて多様な画題を描いている画家・五木田智央の北米での初美術館個展「Get Down」が、6月12日よりテキサスのダラス・コンテンポラリーで開催される。パステルカラーの作品に加え、コロナ禍によるロックダウン中に制作された未公開作品などが展示される。

NEWS / EXHIBITION

「写真家・森山大道」をいかに未来へと伝えるか。映画監督・岩間玄と造本家・町口覚が語る

ドキュメンタリー映画『過去はいつも新しく、未来はつねに懐かしい 写真家 森山大道』が、コロナ禍による公開延期を経てついに公開された。本作は、現在の森山大道、そしてその壮大な作品のデータを整理し写真集を現代に甦らせる編集チームの試みと、それを映像で追う映画チームの挑戦をパラレルで追った意欲作だ。監督を務めた岩間玄と、造本家・町口覚の両者が、森山大道について語り尽くす。

INTERVIEW

コロナ禍で中堅作家を持続的に支援。3年目のTokyo Contemporary Art Awardが示した可能性

今回で第3回となる現代美術賞「Tokyo Contemporary Art Award」の受賞者が、写真家の志賀理江子とアーティストの竹内公太に決まった。3月21日、東京都現代美術館で開かれた受賞記念シンポジウムには、受賞者や選考委員が登壇。同賞のこれまでとこれからを語るとともに、受賞者からは、「賞の枠組みを超えるような能動的なアクションについて考えていきたい」との発言も飛んだ。

NEWS / PROMOTION

松山智一が語るアーティストの社会的役割とは? 国内3年ぶりの個展がKOTARO NUKAGAの新スペースで開幕

天王洲に拠点を置くKOTARO NUKAGAが、新たなスペースを六本木のピラミデビルにオープン。そのこけら落としとなるのは松山智一にとって国内では3年ぶりとなる個展だ。本展開催に際し、アメリカから帰国した松山と、ギャラリーオーナーの額賀古太郎が記者会見を行った。

NEWS / REPORT