PREMIUM

第33回

ニューヨークで生き抜くために獲得したDIYの芸術言語。インタビュー:松山智一

雑誌『美術手帖』の貴重なバックナンバー記事を公開。本記事では『美術手帖』の最新号(2021年6月号)より、アーティスト、松山智一のロングインタビューを公開する。25歳で単身渡米し、現代美術の中心地で活躍してきた異色の存在が獲得した、独自の芸術言語に迫る。

SERIES / BT ARCHIVES

曖昧な「作者」を追い求めて。CAFAA2020ファイナリスト・AKI INOMATAインタビュー

現代芸術振興財団が主催するアートアワード「CAFAA賞」。「CAFAA賞2020」のファイナリストにはAKI INOMATA、金沢寿美、 田口行弘の3名が選ばれた。ファイナリストが都内で開催される個展に向けて作品を制作。6月1日より東京・六本木のピラミデビル4階にて開催される各作家の個展を経たのち、最終選考にてグランプリ1名が選ばれる。ファイナリストに選ばれたAKI INOMATAに、制作について話を聞いた。

INTERVIEW / PROMOTION

私が描きたいのは「渋い」世界。ムラタ有子インタビュー

GALLERY SIDE2の「小さい空」(4月6日〜5月28日)、ザ・ギンザ スペースでの「白樺の庭」(会期終了)、東京ミッドタウンISETAN SALONE Art Wallでの「散歩道」(4月21日〜6月1日)と3ケ所で個展が同時開催されたムラタ有子。動物と風景画で知られる彼女が、新たなかたちの絵画を発表した。そのコンセプトを聞いた。

INTERVIEW / OIL

想像力を喚起する「美術」の根源への回帰。清水建人評「3.11とアーティスト:10年目の想像」展

東日本大震災の翌年、水戸芸術館で「3.11とアーティスト:進行形の記録」展が開催された。そして今年、再び同テーマで企画された本展では、震災と、当時/現在の我々をつなぎ直すような作品群がみられた。この10年、震災に向き合う作家や作品表現にどんな変化が起きたのだろう。せんだいメディアテークで学芸員を務める清水建人が前展と比較しつつ、レビューする。

REVIEW

第3回

短期集中連載:ミュージアムの終活(または再生)(終) トリアージ(峻別)されゆくミュージアム

新型コロナウイルスのパンデミックによって大きな影響を受けるミュージアム。経済的な危機だけでなく、制度的な限界など、ミュージアムを取り巻く現状と課題について、国立美術館理事の経験を持つ文化政策研究者/同志社大学教授の太下義之が考察する。

常玉(サンユー)はなぜ馬を描いたのか? 《Chevaus(群馬)》が北京のオークションで競売へ

6月5日、北京のオークションハウス・華藝國際(ホリーズ・オークション)が近代・現代美術イブニングセールを開催する。同オークションでハイライトとして出品されるのが、中華系フランス人の画家・常玉(サンユー)の絵画《Chevaus(群馬)》(1932)だ。サンユーが馬を描いた背景や同作の魅力を紹介する。

NEWS / PROMOTION

第2回

短期集中連載:ミュージアムの終活(または再生)(2) 収蔵庫の臨界点(クリティカル・ポイント)

新型コロナウイルスのパンデミックによって大きな影響を受けるミュージアム。経済的な危機だけでなく、制度的な限界など、ミュージアムを取り巻く現状と課題について、国立美術館理事の経験を持つ文化政策研究者/同志社大学教授の太下義之が考察する。

草間彌生の大規模個展をバーチャルで鑑賞しよう。ドイツの美術館がウォークスルーを公開

ドイツ・ベルリンの美術工芸博物館「マルティン・グロピウス・バウ」が、現在開催中の草間彌生の大規模個展をデジタルコンテンツとして公開した。美術館の歴史的なアトリウムに出現した巨大な没入型のインスタレーション新作《A Bouquet of Love I Saw in the Universe》(2021)をはじめ、本展の全作品約300点を3Dバーチャル・ウォークスルーで体験できる。

NEWS / HEADLINE

第1回

短期集中連載:ミュージアムの終活(または再生)(1) 指定管理者と独立行政法人の課題

新型コロナウイルスのパンデミックによって大きな影響を受けるミュージアム。経済的な危機だけでなく、制度的な限界など、ミュージアムを取り巻く現状と課題について、国立美術館理事の経験を持つ文化政策研究者/同志社大学教授の太下義之が考察する。