臨時休館中の東博「国宝 鳥獣戯画のすべて」、会期延長へ。6月20日までを予定

緊急事態宣言の影響で臨時休館となっている東京国立博物館の特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」。その会期が延長される見通しとなった。

 緊急事態宣言の影響で4月25日から臨時休館となっている東京国立博物館。同館で中断されている特別展「国宝 鳥獣戯画のすべて」が会期延長となる見通しとなった。

「国宝 鳥獣戯画のすべて」会場風景
《鳥獣戯画(甲巻)》より

 同展は国宝《鳥獣戯画》の4巻すべてを一挙展示する史上初めての展覧会で、開幕前から大きな話題を呼んでいた。しかしながら、4月13日の開幕からわずか12日で中断。当初の会期は5月30日までだったため、臨時休館の延長が発表されて以降、その行方に注目が集まっていた。

 現時点で再開時期は未定となっているが、会期自体は6月20日までの延長を予定。鑑賞機会を確保する。

 しかしながら、緊急事態宣言がさらに延長される可能性も現時点ではゼロではなく、予断を許さない状況だ。

 なお今回の緊急事態宣言では、国立新美術館の「佐藤可士和展」、東京国立近代美術館の「あやしい絵」などが会期途中で閉幕となっている。

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