MAGAZINE

10年間の「めちゃくちゃな祈り」。荒木夏実評キュンチョメ個展「ここにいるあなたへ」

ホンマエリとナブチによる二人組アートユニット・キュンチョメの個展が、神奈川県の民家2軒を舞台に3〜4月にかけて開催された。2011年の結成から10年間に制作した、震災に関わる作品のうち16点を展示。キュレーターの荒木夏実が、本展を通して、キュンチョメの震災をテーマにした活動を総覧する。

REVIEW

個人と歴史を結びつける新聞の宇宙。CAFAA2020ファイナリスト・金沢寿美インタビュー

現代芸術振興財団が主催するアートアワード「CAFAA賞」。「CAFAA賞2020」のファイナリストにはAKI INOMATA、金沢寿美、 田口行弘の3名が選ばれた。ファイナリストが都内で開催される個展に向けて作品を制作。6月1日より東京・六本木のピラミデビル4階にて開催される各作家の個展を経たのち、最終選考にてグランプリ1名が選ばれる。ファイナリストに選ばれた金沢寿美に、制作について話を聞いた。

横尾忠則が描いたアーティストたちの肖像画139点が一同に。カルティエ現代美術財団が「横尾忠則:The Artists」を六本木で開催

フランス・パリのカルティエ現代美術財団は、同財団が横尾忠則にこれまで制作を依頼してきた肖像画のシリーズ全139作品を一同に紹介する個展「横尾忠則:The Artists」を21_21 DESIGN SIGHTギャラリー3にて開催する。会期は7月21日〜10月17日。

NEWS / EXHIBITION

アウトサイダーの精神で美術の枠組みを揺るがす。NANZUKA代表・南塚真史インタビュー

6月に新たなフラッグシップギャラリー「NANZUKA UNDERGROUND」をオープンさせたNANZUKA。渋谷と心斎橋のPARCOにある「2G」や、中目黒の「3110NZ by LDH Kitchen」なども手がけ、既存の枠組みを超えたかたちで存在感を放っている。代表の南塚真史にこれまでの歩みや、ギャラリストとして大切にしていることなどを聞いた。

INTERVIEW

第7回

プラド美術館からアムステルダム国立美術館まで。TikTokで注目すべきヨーロッパ美術館をピックアップ

いかに鑑賞者とゆるやかにつながり、そしてファンになってもらえるか。この課題を解決するため、国内外を問わず、多くの美術館がTwitterやInstagram、FacebookなどSNSアカウントを立ち上げ、発信を行っている。そして近年、TikTokのアカウントを開設し、積極的に発信を行っている美術館が増加中だ。そのなかでも特に活動が活発な、ヨーロッパの美術館アカウントをピックアップし、紹介していく(PR)。