SERIES

第1回

桑久保徹連載1:A Calendar for Painters Without Time Sense

アーティスト・桑久保徹による連載がスタート。2018年1月、小山登美夫ギャラリー(東京)での個展で発表された「カレンダーシリーズ」は、桑久保が尊敬する画家の生涯をひとつのキャンバスに込めて描いたシリーズ。美術史の中にいる多くの作家から、桑久保の選んだピカソ、フェルメール、アンソール、セザンヌ、スーラ、ゴッホの6人を表現した。この連載では、その制作にいたった経緯や葛藤、各作家との対話で見えてきた感情、制作中のエピソードが織り込まれた個展のためのステートメントを、全8回にわたってお届けする。第1回は、シリーズを描き始めた14年1月の所信表明から、4月の「ムンク」との対面まで。

SERIES / 桑久保徹連載

第23回

櫛野展正連載23:アウトサイドの隣人たち カラフルおじさん

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載の第23回は、福岡県久留米市で自らペイントした自転車と服で街をめぐる、富松義孝を紹介する。

第30回

【今月の1冊】現代美術の巨匠 リヒターの全貌に迫る『評伝 ゲルハルト・リヒター』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年3月号の「今月の1冊」は、ドレスデン美術館内にある「ゲルハルト・リヒター・アーカイヴ」のディレクター を務めるディートマー・エルガーの著書『評伝 ゲルハルト・リヒター』を取り上げる。

SERIES / 今月の1冊

第6回

美手帖女子部。#6 ハッピーエンドのない世界で。大島智子と奔放で愛しい「主人公」たち

「美術手帖」編集部が様々なジャンルの女子クリエイターたちを訪ねて「私が影響を受けた作品」を教えてもらう連載「美手帖女子部。」。第6回は、アンニュイな雰囲気の女の子のイラストで支持を集めるイラストレーター・大島智子さんに聞きました。

SERIES / 美手帖女子部。

第22回

櫛野展正連載22:アウトサイドの隣人たち 老いの境地

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載の第22回は、宮崎県小林市で独自の手法を用いた立体作品をつくり続ける大久保伊豆喜を紹介する。

第17回

ミヤギフトシ連載17:サマセット・モーム『人間の絆』 呪縛と織物、鉄の扉

アーティストのミヤギフトシによるブックレビュー連載の第17回。今回は、前回に引き続きイギリスの作家、サマセット・モームの作品を取り上げる。『人間の絆』(新潮社)は、モームの自伝的小説。ヨーロッパを旅して彼の足取りをたどった、ミヤギの目に映ったものとは。

SERIES / ミヤギフトシ連載

第11回

「展覧会」のなかで「個展」と「グループ展」は共在可能か。長谷川新が見た「自営と共在」展

2017年12月に開催された「自営と共在」は、亜鶴(あず)、市川太郎、鈴木操、角田啓、手塚太加丸による展覧会で、同メンバーでは2度目のグループ展となる。それぞれが独自の表現を見せながらも、それらに共有されるイメージのあり方を探る本展に、長谷川新が迫る。

SERIES / 長谷川新連載

第21回

櫛野展正連載21:アウトサイドの隣人たち それでもつくり続ける「蟻鱒鳶ル」

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載の第21回は、東京・三田で《蟻鱒鳶ル(ありますとんびる)》をつくり続ける岡啓輔を紹介する。

第28回

【今月の1冊】平成の「現代美術」を証言する『最後の場所 現代美術、真に歓喜に値するもの』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2018年1月号の「今月の1冊」は、南嶌宏の著書『最後の場所 現代美術、真に歓喜に値するもの』を取り上げた。

SERIES / 今月の1冊

第10回

「reproduction」をキーワードに彫刻を考える。長谷川新が見た「集団_展示」展

2017年11月にコーポ北加賀屋と千鳥文化B棟で、京都市立芸術大学大学院彫刻専攻の学生11名による展覧会「集団_展示」が開催された。「集団」としての展示や作家性を問う本展を、イタリア人哲学者マリオ・ペルニオーラの思想とともに振り返る。

SERIES / 長谷川新連載

第27回

【今月の1冊】近代的思考の硬直を解きほぐす『近代の〈物神事実〉崇拝について─ならびに「聖像衝突」』

『美術手帖』の「BOOK」コーナーでは、新着のアート&カルチャー本の中から毎月、注目の図録やエッセイ、写真集など、様々な書籍を紹介。2017年12月号の「今月の1冊」は、ブリュノ・ラトゥールの著書『近代の〈物神事実〉崇拝について─ならびに「聖像衝突」』を取り上げた。

SERIES / 今月の1冊

第9回

台湾近代美術の巨匠・陳澄波の作品が修復後初公開。長谷川新が見た《東台湾臨海道路》

福岡アジア美術館のアジアギャラリーで、1895年台湾生まれの画家・陳澄波(チェン・チェンボー)による作品《東台湾臨海道路》が、修復後初公開された。本展は有料でありながら、会場の外からも鑑賞可能という特殊な展示方法がとられた。

SERIES / 長谷川新連載

第20回

櫛野展正連載20:アウトサイドの隣人たち 太久磨「生きるための絵画」

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載の第20回は、宗教への傾倒を経て「植物」をテーマに絵画を描く太久磨を紹介する。

第8回

公共空間における展示のあり方。長谷川新が見た中崎透のプロジェクト「シュプールを追いかけて」

中崎透×札幌×スキー「シュプールを追いかけて」は「札幌国際芸術祭2017」のいちプロジェクトとして企画された。札幌におけるスキーの歴史に関する資料を、地下鉄大通駅とバスセンター前駅を結ぶ地下コンコースのギャラリー「500メートル美術館」にて展示。

SERIES / 長谷川新連載

第19回

櫛野展正連載19:アウトサイドの隣人たち 牛乳パックおじさん

ヤンキー文化や死刑囚による絵画など、美術の「正史」から外れた表現活動を取り上げる展覧会を扱ってきたアウトサイダー・キュレーター、櫛野展正。2016年4月にギャラリー兼イベントスペース「クシノテラス」を立ち上げ、「表現の根源に迫る」人間たちを紹介する活動を続けている。彼がアウトサイドな表現者たちに取材し、その内面に迫る連載の第18回は、千葉県佐倉市で牛乳パックの帽子などをつくり続ける椿八郎を紹介する。

第16回

ミヤギフトシ連載16:サマセット・モーム『英国諜報員アシェンデン』 ある男の虚栄心と涙

アーティストのミヤギフトシによるブックレビュー連載の第16回。今回取り上げるのは、イギリスの作家、サマセット・モームの小説『英国諜報員アシェンデン』(新潮社)。スパイが主人公の人間ドラマから連想された、現実とも非現実ともつかない恋愛の物語を、モームゆかりのジュネーヴの風景とともにたどる。

SERIES / ミヤギフトシ連載