EXHIBITIONS

あざみ野フォト・アニュアル2025 横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展

眼の技法 色・空間・動きのイメージ

 横浜市民ギャラリーあざみ野で「あざみ野フォト・アニュアル2025 横浜市所蔵カメラ・写真コレクション展 眼の技法 色・空間・動きのイメージ」が開催される。

 本展は「眼の技法」と題し、収蔵する写真、映像関連資料を紹介。人の眼がどのような原理にもとづきものを見ているかは、古くから人々の関心の対象となってきた。とくに写真が生まれた19世紀は、人の眼が色彩を感知するしくみや、立体や動きをどう認識しているかなど、視覚に関する様々な研究が進んだ時代と言える。

 これらの研究は、1839年に写真術が発表されると、撮影装置やそこから生み出されるイメージ、鑑賞装置の開発に結びついていく。映画やカラー写真術など、実用化されるまでに長い時間がかかったものもあるが、写真技術が発展するにつれ、色・空間・動きを再現する様々な技法に結実し、新たなものの見え方を獲得していった。

 本展では、収蔵品のカラー写真、立体視、映像技術に関連するカメラ・写真・観賞装置・そのほか関連資料を通じて、人の視覚と写真・映像技術の関係性とその展開を探る。